2008年08月02日シンセサイザークロニクル フクロde夏フェス@渋谷タワーレコード

ゆりかごの頃からクラシックを聴いて育ち、映画の代わりにオペラを見て育ち、新国立劇場と東京文化会館、ベルリン州立歌劇場ぐらいしか縁のなかったワタクシことおぺらお〜、生まれて20年目の夏、とうとう「ライブハウス」という未知の領域に足を踏み入れるときがきました!

そんなワタクシ生まれて初めてのライブ観戦デビュー

…があろうことか、ちゃんとお約束通り、ビットールさんの新ユニットのミニライブでした! もちろん岡田徹さんとお目見えするのもこれが初めてvどんな方だろう、背丈も体格も、顔かたちも、性格も、すべてがすべて初めて!せめて失礼なことがないようにとオペラを観に行くときに着ていくような、私のできる最高のお洒落をして、そして渋谷タワーレコードへ!


ライブなんて初めてだから会場に入った時も果たしてどうしてよいやらおどおど…平土間にスタンディングなんて怖いな〜と思いつつ、ステージの上のキーボードに平土間から目いっぱい近づいても誰からもとがめられなかったので大丈夫だろうと信じてその前でしばらく待機していたら、大人の科学代表Polymoogさんからご挨拶があって。


*あの3人組がぞろぞろっと入場してきました*


………っ!!
あの…背が低くてぽちゃっと太った…げふん、わりに恰幅の良いお方がビットールさん
ですよね、ですよね、ですよね!!(←もう大変)



そんなビットールさん、客席を一望するなり一言いわく。


ビットール: 男ばっか!!


このとき私ははっきりと悟りました:
ライブ、とりわけビットールさんのライブに、 オペラに行くのに着ていくような正装はむしろ場違いだ、ということを…
しかも男ばっかのなかになにも分かっていない女子大生が混じっていてすみません


ともあれ、岡田さんもどっこいせと舞台中央の椅子に腰かけられて(あれ、キーボード弾かないの;)ライブ開始早々MCスタートです。



普段からステージの上の太った英雄は見慣れてきた(むしろそれが当然と思ってきた)無邪気なワタクシですが、
ムーンライダーズのなかで一番ごひいきのビットールさんまで太った小粋な殿方なんて*


このとき私ははっきりと決意しました:
やっぱり私はビットールさんのファンをやっていこう。
なんたってそれはビットールさんはムーンライダーズのなかの太った英雄だから!!


ともあれ、ほぼ9割がたの人はときめかないであろう部分に勝手にときめくグルーピーの前でお三方の雑談がはずみます。


c.t.oは結成3日目早々のライブ。
大人の科学などに付録で付いているシンセガジェットを使って
楽しくライブをしていこう!という趣旨のユニット。

でも難点は、そのガジェットシンセがすべて電池駆動であるために
長時間のライブに耐えられる保証がない、ということ。


岡田さんはちなみに最新のテノリオンをご紹介。発売直後に注文が殺到してものの数日で在庫切れ→製造中断になっているらしいシンセ。でもc.t.oの三人は申し合わせたようにちゃんと全員持っていたとかとか。

Polymoogさんは大人の科学付録のSX−150に、任天堂DSなど身近なシンセガジェットを装備。イマイくんは…ごめんなさい、岡田さんの陰に隠れてよく見えませんでした;

そしてSX−150はPolyさんプロデュース。前作のテノリンに次いで、女性の方にもウケるように、玄関に飾っても遜色ないようなガジェットを作ろうと思ったのに、出来上がってみれば赤と黒の体裁のいかにも「ヲトコ」なガジェットになってしまったと。

ビットールさん:でもみんな遠慮しないで玄関に飾ってくださいね。

そんなこんなで延々としゃべる3人…。
ビットールさんからはムーンライダーズのお知らせも。


ビットールさん:新作アルバム、今年中にはなんとかします。今年中、ね!


はっきりと豪語なさっているし…(しかもそのアルバムなんとかなったの、翌年の9月だよ;


ビットールさん:それから12月に先行でボクの新作が配信されます。(ファンクラブ?ライ ダーズ内?)で誰の曲から配信しようかというので投票を行ったら、ボクになりました…その準備をしていて、今日は夜明けです〜。


おお、お疲れ様です、岡田さん;
新曲!すごく楽しみ〜!!

また時流に乗るにはニコニコ動画も確認しないと…と。岡田さん、Polyさん、イマイさん、3人とも「ハレソレユカイ」(?)の話題で盛り上がっていました。

さあ、そろそろ演奏もしないとね…といっても打ち込みで出来る曲が2曲しかないので2曲だけやります。

ビットールさん :こう、テクノは難しいね、指使いが。これがホントの手苦悩


太ったじいさんがダジャレをいったよ…


太い」も「じいさん」も「ダジャレ」も、すべてワタクシの弱点なのに…
(でもまだビットールさんは60歳手前だし「じいさん」は失礼ですね…;)

このとき私ははっきりと決意しました:
やっぱり私はビットールさんのファンをやっていこう。 なんたってそれは
ビットールさんが太った英雄でまるで司教さまか隠者さまのような年配者でおまけにダジャレまでのたまうから!!



セットリストは
≪レイダースマーチ≫
≪いとこ同士≫
両方ともカラオケ。



ともあれ、誰が何と言おうと(たぶん誰も何も言わないとは思いますが)これが、私と、心優しいダンディことビットール・岡田との罪なきなれそめ(?!)


そののち明かされる岡田さんのさらなる属性:「話が長い」が、私をノックアウトするのももはや時間の問題なのでありました…。






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