2009年1月14日NEW YEAR DASH 2009 Vol.1 @新宿LOFT

セットリスト

  • マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン
  • Beep Beep Be オーライ
  • ジャブ・アップ・ファミリー
  • モダーン・ラヴァーズ
  • 太陽の下の18才
  • 工場と微笑
  • 二十世紀鋼鉄の男
  • M.I.J
  • ヘヴィ・フライト
  • DON’T TRUST ANYONE OVER 30
  • Elephant
  • Tokyo Round&Round
  • バースディ



ムーンライダーズライブ、ニューイヤーダッシュ第一弾行ってまいりましたv新宿ロフトでのライブ。渋谷のアックスと比べると会場・ステージともに狭くて、本当に「ライブっ!」な感じでした。 e+のチケット、整理番号が168番と危うかったのですが無事くじらさんの目の前をゲットしました!


今回の舞台設定は、左から
前:くじらさん、慶一さん、ふーちゃん、良明さん
後:夏秋さん、岡田さん、かしぶちさん


岡田さんがよく見える!赤いお衣装で、年明け早々おモチたくさんお食べになったんじゃ…な感じのご立派な体格。あとでこのライブが放映された際についていたインタビューを見て、彼のムーンフェイスに悩殺されました、さすがです…。

逆に老けても好男子のかしぶちさんがあまりよく見えませんでした…。



対バンのトクマルシューゴーさんが終わった後、舞台準備と楽器の調律のため緞帳が下りまして、しばらく待つとカーテンの裏から騎士団らの雑談が。
事前に録音してある会話でしたが、あまりのリアル具合に、緞帳の裏で余裕かましているんだと勘違いしてしまうほどでした。


いやはや、本当に面白かったです。どうやら「一番バカなのは岡田」とのこと。リハーサル中に《エレファント》のケツでなにかをしでかしたらしいですが、支配人はゲラ笑いしていて聞いていませんでした。そして問題は「《ジャブ・アップ・ファミリー》のケツを何回演奏するか」。くじらさんが即答しますが、 「でもどうせその通りに演奏しないんだから!」 とのことです、そのときの雰囲気で〜な感じで軽く流してしまう良明さん。「もう今日はやるきしね〜な、帰るか?!」というばんちょに、「演奏すれば帰れるんですよ」と冷ややかな夏秋さん。「さすが。もう夏秋くんだけが頼りだから!」「じゃあ、やりましょうか!」…な流れでやっと緞帳が上がると同時に。



『ムーンライダーズ』
《マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン》
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
マジですか。一発目から健康エロですか!!まさかそう来るとは思わんかったです、というよりまずこの曲をやるとは思いませんでした。もちろん歌詞はライブ版(ますますエッチv)しかしまあ、さすがに平均年齢57歳のシニアバンドがあれを歌うと逆に怖いです…。



続きましては
『イスタンブールマンボ』
《Beep Beep Beオーライ》
作詞作曲:橿渕哲郎
キターっ!小さく「やったー」と叫んでました。私がぶっちゃーに惚れるきっかけとなった曲。前奏がたまらなく好きなのです。こじんまりした短い曲ですが、カラオケではしょっちゅう歌っています、短い!と文句言われますが…。

しかし…あまりにも感動して岡田さんばっかり凝視していたので(意味不明なことしてすみません)、最初のところ、くじらさんが朗々と歌い上げる瞬間を見逃してしまいました;せっかくくじらさんの前にいたのに、もったいなことをしました。
この曲、歌詞は発表前の「ムーンライトリサイタル版(?)」が好きです。カラオケでもいつもそっちで歌っている、「もう珈琲なんかいらない」のシャレもいい。
→あとで放映されたのを見たら、こんな短くてこじんまりした曲ですっかり汗だくになっている岡田さん…岡田さんは橿渕さんの曲に弱いイメージです。



そして
『ヌーベルバーグ』
《ジャブ・アップ・ファミリー》
作詞:鈴木兄弟 作曲:岡田徹・鈴木兄弟
覚えてないな、アタマもケツも。勢いでやられたのか、ちゃんと譜面どおりやられたのか、ともあれくじらさんのヴァイオリンが拝めて幸せです。すっかり調子づいて笑顔でノリノリのくじらさん、軽快にステップを踏んでおります。
曲の後半では岡田さんの「ジャブアップ!」ってバッキングコーラスが直球で耳の中に入ってきました。さすがは元祖帰国子女、英語の発音抜群です(っていっても5歳の時に帰国されてますが)。そして聴く側もみんな一斉にジャブ☆ジャブ乗りまくりです! 3曲目でノリノリって…去年末のアックスとは雲泥の差。



このあたりで、今日のライブは70〜80年代に発表したアルバムから一曲ずつ選曲し、古い順に演奏していることに気がつきました。とすれば、お次は(も)私の愛するアルバム、『モダーン・ミュージック』!!



『モダーン・ミュージック』
《モダーン・ラバーズ》
作詞:鈴木博文 作曲:鈴木博文・岡田徹
懲りずに来ました。前のライブでやったのでもう来ないだろうと思っていたら来ました;よほど好きなんかい!(と思ったら選曲の方法上偶然だったらしいのです)今回はさすがにふーちゃんのサービスはつきませんでした。

この曲、いい加減まで作詞作曲鈴木博文だと思っていたのですが、カラオケで歌ったら「作曲:鈴木博文・岡田徹」って出てきて驚きました…この曲はとことんレトロで酔いますね、U+にしかないのが残念です(カラオケ)。



次は問題アルバムその1
『カメラ=万年筆』
《太陽の下の18才》
作曲:Enno Morrncone
カヴァー曲…になるのかな?初めて聴いた時はこのバンド、大丈夫かなと思ったのですが、もうそんな気はしなくなりました。大丈夫じゃないんですもの、このバンド!
18歳とかいいながら演奏をしているのは平均年齢57歳の男たちですからね、あまり考えないようにしていました。岡田さんの変調ボイスが素敵。岡田さんが変調ボイスを吐いているときの彼の横顔が好きですv
カメ万だとアルファビルあたり聴きたかったです…初々しい白井さんの曲v



そして問題アルバム2
『マニラ・マニエラ』
《工場と微笑》
作詞・作曲:鈴木博文
おお、来ました、私のお気に入り、ふーちゃんソング♪羽田の工場をイメージとのことですが、支配人には近代ドイツの労働者の歌に聴こえます、初めて聴いた時からすんげぇ気に入ってます。というより、このアルバムそのものがドイツっぽい。
→先日岡田徹さんにこのアルバムがドイツっぽいとお伝えしたら苦笑交じりに納得してくださいました。



ですが、この歌の歌詞

工場からのサイレン

工場からのバイエン(煤煙)

と韻を踏んでいたのに、慶一さんが読み間違えて
工場からのバイエル
となってしまったのエピソード。

支配人は歌詞より音の調和を重視する人間なので、やはりここも歌詞より音を大切にしてバイエンにしてもらいたかったです。
ちなみに「マニエラ」は「手法」や「様式」を意味するイタリア語で、「自然を凌駕する高度の芸術的手法」という意味も添えられているとのこと。



おそらくここらへんで慶一さんが種明かしをされたと思うのですが、本日の演目について。
「B1グランプリです!B面ってものが、あったんですよね〜」
としみじみ。LPモノですものね、私は全く実感がわかないので同調して笑うだけでしたが…。



というわけで、お次は幾分まともなアルバム
『青空百景』

雰囲気から「青空のマリー」かな?とも思ったのですが、まさかマリーがB1なわけないし…と思ううち、慶一さんが「それじゃ、いきます!二十世紀鋼鉄の男!」



『青空百景』
《二十世紀鋼鉄の男》
作詞作曲:橿渕哲郎
でした、大好きv が、さすがに歌の高音部はでなくなってますね。無理もないな〜と思いつつ。私も(そもそもソプラノは出せませんが)あの歌の高音部は全然出ません。 橿渕さん、もう少し歌いやすい曲を書いてください…。
…慶一さん、歌い始めを「ぼくはマックス」って歌っておりませんでした?



次はアマチュアアカデミーですが、その前にちょっとMC。


慶一さんが今年の上半期2/3の活動内容のご報告。3月までマンスリーライブを行った後、4月にはツアーをすることのこと。東京では4月21日に渋谷アックスで行うそうです。岡田さんのお誕生日の2日前じゃないですか! 簡単にインプットされましたv


それからニューアルバムですが、梅雨の季節にリリースとのです。とりあえず、5月までマンスリー配信。1人ずつ新曲をお披露目ってことですね。もう10曲ぐらいレコーディングは終わっているそうです。番長の「恋はアマリリス」の話も上がりました。

私は例によって14日の0:00にDLして聴いたので感無量。拍手して、白井先輩に手を振ってしまいました。


演奏に移る前に岡田さんが構えるしぐさを見せたので、岡田さんの曲でB1ってなんじゃろう…と思ったのですが、慶一さんの「暑いねー!」に徹さんも「アツイ」(←変調ボイス)とのやり取り。そうか、G.o.a.Pか…と思ったら



『アマチュアアカデミー』
《M.I.J》
作曲:岡田徹
私の中ではかなり問題のある岡田ソングの一つ…。ほら、全然メロディアスじゃないですし。しかし、彼がティ・ビーッって言った瞬間に場内から歓声が、そんなにレアな曲なのですね!いやむしろアマアカがレアなのかもしれませんが。
普段は歌われない岡田さんも変調ボイスでリードボーカルとっておりました。やっぱり英語ですか、元祖帰国子女。男だけど帰国子女。女声もできる男だけど帰国子女w

年末にビットールさんのだみ声を朝から晩まで聴く羽目に陥り(《週末の恋人》にPVをつけるという無謀な企てをしたのです)、もうそれについてはよく存じ上げておりましたので、今回のような変調ボイスでの唱歌はむしろ嬉しいぐらいでした…。


次のアルバムは80年代で支配人がもっとも愛する≪アニマル・インデックス≫です。
慶一さんの一声。
「次は、白井良明が歌います!」

アニマルインデックスで白井さんとくると、「犬にインタビュー!」…と思ったら夏秋さんのドラムがババババン☆と炸裂しまして…。



『アニマルインデックス』
《ヘビィ・フライト》
作詞:サエキけんぞう 作曲:白井良明
ああ…この曲、難しくて全然分かりません、ばんちょ!!勉強しなおしてでてきます…ってどうして楽譜見ないで演奏&歌ってらっしゃるのですか?

良明さんの驚異の記憶力に圧倒されて終わりました。

今回はちゃんと音程とれてました…いかにアックスが不調であったか;ともあれ、本来?の番長の歌声を拝めて幸せでした。



ここでメンバー紹介が入りました。
白井さんが眼鏡拭いているのにそれを無視して慶一さんが
「白井良明!(笑)」
場内も爆笑。白井さんも笑いながら素顔で手を振られてました。その白井さんの横で我関せずな感じで同じく眼鏡を拭いているふーさま。

博文さんが拭き終るのを待って
「ベース、博文!」
今日は客席に降りていくのは無理です、というお話でした。ダイブという方法もあるのですが、お互いになれていないので止めましょうね、というわけです。慣れたらやるかもしれません、幸いメンバーで一番体軽いですし、というオチつき。軽過ぎて骨おらないようにね、ふーさま。

逆に岡田徹さんがダイブしたらまた大変なことになりそうだ…と いちいち妄想してしまう支配人。これでも一応、 岡田徹先輩にのしかかられる夢を見て45分動けずに苦しんだことがあります、あの夢は一生忘れません。

元気な午年、白井ばんちょは勢いで飛び込んで来そうです。でもやって下すってもよろしいです。

武川さんは「ブログを月一ぐらいのペースで書きますので…よろしくお願いします」というお話でした。くじらさんはね、半年に一回ぐらいのペースで更新してくれるといいです、私のイメージでは!相変わらず簡潔な彼のごあいさつのあと、キーボディストの徹さん。

「今日は赤がテーマ!赤の時代突入―!」というなんだかものすごく誇らしげな岡田さん…。 「アラ還(アラウンド還暦)」って岡田さんの造語だったんですね。年明けにCMで西田敏行さんが使っていたので西田さんが作った言葉を岡田さんがまねしているのだと思いました。逆でした。まあ、西田さんも岡田さんも雰囲気から体格までよく似てらっしゃる。苗字まで似てらっしゃる。そしてそんなオヤジ芸能人やアーティストが好きな私ってどうなんでしょう?!

ともあれ、この世の中に岡田さんの造語が2つ。「打ち込み」「アラ還」。ご本人は、本当かな〜?と言いながらも幸せそうでした。年男で還暦というわけで、お衣装も赤で。今年はだんだん赤く染まっていくとのことでした。

そしてクールで存在感のないかしぶちさん。落ち着いた挨拶もとてもクール。クール過ぎて覚えていないという現実。そんな彼も好きです。

最後は慶一さま。今年もよろしくお願いします。



さあ、次の曲のやろうと慶一さんがギターを構えた瞬間に
「ちょっと待って下さい」
と言ってお水を飲むくじらさん。くじらの給水タイムです。

それがすみまして、さあ今度こそ! と慶一さんが意気込むと、
「ちょっと待って!」
と言ってお水を飲む良明さん。ばんちょの給水タイム。

「みんな同時にやってよ」
と苦笑交じりの慶一さんを早々給水タイムを済ませたらしく涼しい顔で見守るビットールさん。

なかなか面白い瞬間でした。

しきりなおしまして。



『DON'T TRUST OVER THIRTY』
「DON'T TRUST ANYONE OVER 30」
作曲:E.D Morrison
くじらさんの曲が一曲もなく終わりました…ってちゃんとこの曲がB1というのに驚きが隠せないのですが。

DON'T TRUST ANYONE OVER 30
DON'T TRUST ANYONE OVER 40
DON'T TRUST ANYONE OVER 50
DON'T TRUST ANYONE OVER 60
と歌詞を改造して歌われてました。


今年還暦の方が1人いるからこの歌のポジションはどうなるのかと思っていたら、そうきましたか! くじらさんが目の前で「50歳だよー」と手を広げて示してましたので、調子こいて 「60歳もでしょ!」とこちらも合図を送ってしまいました。


信じてませんよ!

誰ですか、ライダーズのニューアルバム、2008年の夏に、今年度中になんとかするって豪語していたの!


答えは舞台後ろのキーボード弾いておりますお方です、 われ関せずな涼しいお顔です。

こうしてまた支配人のビットールに対する熱が高まっていくのでありました。



《Elephant》
作詞作曲:鈴木慶一
これか、岡田徹先輩に「バカ」のレッテルをはりつけた曲は!この曲はライブDVDでしか聴いたことがないのですがますます意味不明な曲です…。でもノリやすい曲ならB1はずしてようがいいですよね、大満足です。見れば、目の前で満面の笑みでステップをふむくじらさん。素敵笑顔、ごちそうさまでした〜!!


と言っていますがライブ中、80%は岡田さんを見ていた支配人。好きなもんは仕方がない!


ともあれ、これにて本日の演目は終了。緞帳が下りて、そしてアンコールです。



まずは
《Tokyo, Round & Round》
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
またしても徹氏の変調ボイスがびんびんに響きます。最後のほう、ちょっと尻切れトンボになっていたような…。



最後は
『マニラ・マニエラ』
《バースディ》
作詞:サエキけんぞう 作曲:白井良明
私も、「どうしよう」ですよ、なんでまたそんな微妙な曲を。シューゴーさんも加われそうな曲、というので選ばれたそうです。岡田さんが届きもしないマイクに口ぱくしてらっしゃる…と思ったら一回だけ「ボワンボワン」と彼の声が。変調ボイスかだみボイスか、覚えがまったくないです。その岡田さんは今回のライブでは初めてのアコーディオン。いつもの、あの真紅のアコーディオンです!すごく近くで見れてうれしい!くじらさんに至っては指でバイオリン弾いてらっしゃいました…。


最後に「恋はアマリリス」(作曲:白井良明)がBGMで流れてライブ終了となりました、お疲れ様でしたー!



ふう、気がつけば9:45とか! 長いライブでしたが、物足りないぐらいに楽しかったです。耳がキンキンしてます…。



作曲者別演奏曲目内訳(敬称略)
武川雅寛:0曲
鈴木慶一:2曲
橿渕哲郎:2曲
白井良明:2曲
鈴木博文:3曲
岡田徹:5曲
(共作込)

岡田さんが返り咲いている…。

種明かしは
1970年代、80年代のアルバムより、B面1曲目に絞って選曲。
(ライダーズ公式サイトより)
それで橿渕ソングが2曲もヒットしたのはすごいことです。

岡田さんに至っては10枚中4枚。このバンド、やっぱり岡田さんのバンドなんじゃないですか…ライダーズ名義のファーストアルバムも彼の曲から始まるし(意味不明)。



あとがき
メガネキャラのばんちょと岡田さんの素顔を拝めて幸せでした、そしてあんなに間近でくじらさん見れて、脳がしびれました。

ライブ終了後、お年玉でありがたくCD買いました! 『Six musicans on their way to the last exit』 ってやつ、聴いてみたかったんです。ジャケの番長が亡霊みたいなお顔…; レポートの課題があったのでとりあえず歌詞だけ確認しようとビニルから取り出してパコっと開いたら(紙ジャケ)、6人の似せ絵(?)がっ!


おっ岡田さん(感涙)! ばんちょはギター持ってるし。なーる、岡田さんがあんな体格なのは、 ばんちょがギター持っているのとおんなじぐらい当たり前のことなのですね。 それともその逆?…なんてバカなことを考えながら、CDをラジカセの上に置いておき次の日提出のレポートにとりくむ支配人でした。 歌詞を確認するという本来の目的すらすっかり忘れてしまっておりました。






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