2009年9月28日ガカリョウライブ@クラブQUE

セットリスト
≪トス・ザ・フェザース≫ ≪むすんでひらいて手を打とう≫ ≪ケンタウルスの海≫ ≪旅のYokan≫ ≪21世紀の精神異常者≫(カヴァー) ≪笑門来福?≫ ≪愛の才能ジョニー≫ ≪トラベシア≫



前置き

ガカリョウライブ行ってまいりました♪
サークルで馬の背に乗ってからの参戦だったので。

  • 3限の授業終了
  • →西武池袋線とバスで東久留米の乗馬クラブへ
  • →クレシェンドっていうおじいちゃん馬の背に30分ゆられ
  • →定刻時間より15分も遅れてBeep Beep Beオーライしたバスに乗って東久留米駅へ
  • →東久留米駅から副都心線で明治神宮前へ
  • →明治神宮前から小田急線で下北沢へ
あげくに道に迷ってほうほうの体で会場に到着し
(あとで駅から一直線ってことをくじら先輩の文字通り大きな御背中から学んだのですが、もう遅いよ)
チケットを出したら「今日とくにお目当てのアーティストはいますか?」
以前別のライブでも同じことが…。
気力を振り絞って「ガカンとリョウメイ」です!とストレートに答えました。



本題

本日の出演者はこんな感じ。

  • 近藤薫
  • theくまげら
  • 上田健司
  • ガカンとリョウメイ
ガカリョウはおおとりでした。
始めはステージの後ろの席しか空いてなかったのですが、
ガカリョウ参上のころには近藤さんやくまげらさんのファンの方々がどいてくださって、
ステージ最前列の席が空いたので他のライダーズファンのかたと移動。
みなさま考えていることは同じなのですね*

ガカリョウ以外のアーティストの方々はすべて私の知らない方ばかりでした。
唯一嬉しかったのは、
上田健司さんがムーンライダーズのカバーで≪9月の海はクラゲの海≫(作曲:岡田徹)を弾いてくださったこと。
ガカリョウと合わせて立教派閥がそろいました!



さて、おおとりの出番です。
調律でさっそくくじらさんがステージへ。慶一さんのお古のジャージを羽織っての登場。
くじらさんは時に正装、時にダサい服で参上されるため、そのギャップの激しさに頭がついていけません。



調律が終了し、改めてガカンとリョウメイの入場!
良明さんは前回のイージーリスニングに続いて御帽子はかぶらずで。
彼のおでこを見ていたら、角度的なものもあるかとは思いますが、
「この方、ちょんまげゆったら絶対様になる!」と勝手に思っとりました。



ともあれ入場後、早々、「俺もなんか飲みたいなぁ〜」と良明さん。
前の上田さんがウィスキーの水割りを頼まれていたのが利いたようです。
ついでくじらさんも「じゃあ、俺も。濃いめで」。 お酒入ってのライブですか、アットホームですなぁ。



ライブはなんといっても早々に新譜からそれぞれのレパートリーを披露してくださって!
くじらさんの≪ケンタウルスの海≫の前奏には目頭じわ〜でした。



新曲の発表順…がかなりうろ覚えで自信なしですが
≪むすんでひらいて手を打とう≫by白井良明
≪ケンタウルスの海≫by武川雅寛(作詞:鈴木博文)
≪旅のYokan≫by白井良明
≪笑門来福?≫by白井良明



≪むすんでひらいて手を打とう≫
良明さんがホイッスルを首からさげてらして「うふっ」と思ってしまいました。
ろくでもない妄想ですが、ばんちょの「旅」の行き先、
「のぞきこんだらとても素敵で迷い込んだら出られない」場所が 「ヴィーナスの丘」に思えてしまい。 そこから、≪恋はアマリリス≫から始まる一連のばんちょの新曲が 魑魅魍魎なアモレットの世界に感じられて仕方ないんです! これ以上は冒涜になるので…興味のある方は「ヴィーナスの丘」で調べ物をお願いします。

その「のぞきこんだら〜」の≪むすんでひらいて手を打とう≫。
得意げに「振付があるんです〜」と嬉しそうなばんちょ。

「ゆるぅ〜くむすんで」でゆっくり手をむすんで
「らくぅ〜にひらいて」でゆっくり手をひらいて
「ひらいて」の「て」のあとでワンテンポ遅れて「パン」と打つ。

と。至ってシンプル分かりやすい振付です。
がやってみると、ついついつられて「て」と同時に打ってしまう。
ばんちょのこだわりに脱帽です。

それから、この曲。
アルバムだとホイッスルがややアンバランスに感じられたのですが、
目の前で良明さんが「ピーッピッピー!」とやってくださると臨場感増しますね!背筋がピン!となります。



≪ケンタウルスの海≫
くじらさんのキャラ全開の曲。いやくじらさんの曲はいつもくじらさんのキャラ全開なのですが。
アルバムではテナーとバリトン(?)一人二役のくじらさん。
慶一さんが「ホモっぽく唄わせた」そうなので、ナルキッソスです。
今回は下だけでした(上でもよかったのに)。
「この曲、アルバムでは俺、上と下両方唄ってて…ツアーはどうしようか?」というくじらさんに良明さんは
「キー変えて唄ってみたら?」「ああ、そうか。じゃあ、5度上で唄おうかな…」

5度上の≪ケンタウルスの海≫、楽しみにしています、くじらさん。

さすがにユーフォニウムは持ってこられなくて、トランペットでしたが、十分宇宙的で素敵な曲。
「だまし絵の階段〜」の明らかの曲想が変わるところも、ばんちょのアコギに支えられてシンプルに聴こえました。
あの程度でちょうどいいんだけどなぁ、あそこ。アルバムだとやたらうるさくて。
くじらさんの宇宙と幻想を破壊しているようで…それが目的と言われればそうかもしれませんが。



≪旅のYokan≫
ばんちょのリードボーカル。やはりばんちょの曲はばんちょが唄わないといけないのではないかと激しく思いました。
いい意味でショッキング。ばんちょファンの方の胸にはじん!と来たはずです。ばんちょは罪な男ですなァ。

一つ気になったのは「肩に住み着いた猫」を「肩に飛び乗った猫」と唄っていたこと。

この曲そのものがずしーんと重く静寂に支配されているところに「飛び乗った」という躍動的な、
動きのある歌詞をあえて載せるというのがずきんと来ました。
あ、この曲に新しい魂が吹き込まれたな…と。
故意か過失か、でも「飛び乗った」のほうがずっと素敵と思いました。



≪笑門来福?≫
そうか、ドラムスがないんだ、なにかが違うと思いました。
「そうですか〜」「そうだよ〜」の掛け声は観客も遅れてエコーでお願い!ということでした。

ばんちょがやはりリードボーカル、かっこいい〜!!
「富士山に訊け!」もアドリブ全開で決まってましたし。
良明さんのお祭りソングは初めて聴くとあまりに激しくてドキっとするのですが、
何度も聴いていると味が出ていてホント素敵!

勢いの中でもちゃんと曲の組み立てがしっかりしているのが、良明先輩の素晴らしいところです。
ばんちょの曲は曲としての体裁が一番整っている、だからカラオケでも唄いやすいし、聴いていても頭が痛くならない。
ムーンライダーズ内でも立教派閥の中でも音楽家としては良明さんが一番好きです(あと声の質も)。



アンコールはライダーズ内から≪トラベシア≫♪
≪旅のYokan≫とかけたのか、この選曲に驚きでした。
ましてばんちょのリードボーカル…。
これ、ツアーでも≪旅のYokan≫とセットでやってもらいたい。



あとがき
ライブ後、出演者が客席に降りてきたので良明先輩とくじら先輩にもれなく声をかけてしまいました。
良明さんにはずっとお見せしたいな〜と思っていた写メ、「ボルドーワイン御三家」を。
何を隠そう、この写真、ワイン通の良明さんのお誕生日に、私が静岡で撮影したものなのです。
「御三家(ムートン、ラフィット、ラツゥール)」のうち、ラフィットは我が家の提供。
1988年もの、ラフィットにしては濃厚なうえに切れのある、すばらしいワインでした。

良明先輩とは2008年度末に一度お会いしていたのですが、
私のことをうっすらとでも覚えていてくださったようで…身に余る光栄!
本当にありがとうございます!!

くじら先輩には後輩、いや「学部メイト」宣言。
しかしくじらさんは体も存在も「デカかった」!!
彼の威厳にすっかりおじけづいてたじたじになってしまいました。






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