セットリスト
(≪へんたいよい子の唄≫入場時のBGM)
≪Kのトランク≫
≪青空のマリー≫
≪花咲く乙女よ穴を掘れ≫
≪トンピクレンッ子≫
≪バースディ≫
≪くれない埠頭≫
≪ばらと廃物≫
≪タブラ・ラサ≫
≪6つの来し方行く末≫
≪温和な労働者と便利な発電所≫ アンコール
≪スカーレットの誓い≫ アンコール
前置き
衝撃的な夜があけようとしています…。そして私の脳みそにとってご多忙な一日が終わりました。
何かと言えば、この日は朝からヴェルディのオペラ≪椿姫≫を鑑賞し、授業ではリヒャルト・ワーグナーの≪ラインゴールド≫を鑑賞し、そして夜にはムーンライダーズのライブを鑑賞したのです。
授業後、新宿へ。開場まで時間があったので、カラオケ屋に入ってドイツ語の書き取り、できるところまで。
BGMにシューベルトの≪ます≫≪魔王≫≪楽に寄す≫を流す。なかなかおもしろい時間でした。
そして時間になり新宿ロフトへ。今回も訊かれました、お目当てのバンド。力強く、「ムーンライダーズ」です、と答える。嘘は言いません。
まずは宣伝
開演を待っていたら、本日のDrive to 2010を支えるサエキけんぞう氏からご挨拶がありました。
Drive to 2010でサエキ氏企画の日程を発表。
19日のムーンライダーズコピーバンドで有名な架空楽団さんに至っては動画付きの紹介でした。
とっさに≪アルファビル≫がわからない私…すみません、架空楽団さん&白井良明先輩。
今回は「ニューウェイヴのライダーズの模倣」という縛りを課したとのこと…
そういえば架空楽団さんも「ニューウェイヴ多め」と告知してましたっけ。
ともあれ、その日のチケットはもう購入済みなので、楽しみに待つのみです。
ドイツ文学科としては≪大都会交響楽≫は外せないのであるる。
さらにサエキ氏の宣伝が続きます、「それから11月7日ですが…」
「!!それは岡田さんユニットの日…」と思ったら、会場奥、サエキ氏のとなりにビットールさんが。
直接ご本人の口からの紹介でした。チケットの売れ行きがどうも芳しくないらしく。
たしかに、先週の月曜日(10月5日)に私があわてて購入したら「28番」でしたからね…
テクノなら今時ブームなんじゃないかと思っていたのですが、意外でした。
岡田さんいわく、
「ムーンライダーズ内でボクは5曲に1曲ぐらいでテクノを提出するんですヨ。
もちろん全部却下されますけどネ。
そんなわけで、ムーンライダーズ内でお蔵入りした曲をやります。
一応、CDも作り出してはいるんですが、年内でcto聴けるのはこれが最後なので来てください」
…
「だって、自分では珍しいと思っているんですよ、この年でテクノってのも。ユニットの平均年齢、かなり高いからねェ〜」
岡田先輩…そこ認めちゃいけないって。
心はなんとお若い方、ジジメタルならぬ、ジジテクノです。
そういう私は、ご還暦の岡田さんの3分の1しか生きてないのに、岡田さんのファンやってますからね。
あべこべ。
岡田さん:
|
「じゃあ、17日だっけ?」
|
サエキさん:
|
「11月7日です!…もう前向きなんだか後ろ向きなんだか(ここでお客さんに背中を見せる岡田さん) わからない告知でした!」
|
このビットールさんの言いまつがい、ライブ中ずうっと頭にこびりついて離れなかったのですが!
開演前にあまりに理想的なコケ方しないでください…←この手のボケにすごく弱いワタクシ
ビットールさんがゆっくりと楽屋に消えてゆき、しばらくしたら開演です!
寒空はだかさんと栗コーダカルテット
寒空はだかさんのアカペラ唱歌つきスモールコントと、栗コーダカルテットさんの素敵な演奏がありました。
はだかさんのコントは「できるかな?」と、≪与作≫の英語バージョンと、「ドトウのコーヒーアメ」がツボでした。
栗コーダカルテットさんは名前の通り、たて笛中心の牧歌的なバンド。
オリジナル曲とカヴァー曲とたくさん演奏してくださったのです。
が、残念ながら私がわかったのは、モーツァルトの≪Eine kleine Nacht Musik≫だけでしたわ…。
ロック調の≪アイネクライネナハトムジーク≫もなかなか乙なものでした。
とてもかわいくて、サイトのBGMに使いたい!と思ってしまうほどでした。
…あ、あと、ピタゴラスイッチのテーマ曲も。原曲以上にかわいらしかったです。
ムーンライダーズ
牧歌的な栗コーダカルテットさんの次はライダーズの出番です。
降りていた緞帳がずりずりっとあがって、突然豪快に流れたのが、
曲:鈴木慶一、歌詞:糸井重里の≪へんたいよい子の唄≫。
一気にMOTHERファンの心くすぐられました。
まさか、「糸井重里」メドレーとかしないよね?と思って楽屋口を見たら、ビットールさんが待機なさっているし。
しかもなぜかさっきのctoの告知の時と帽子とメガネがかわっているし。
糸井重里&岡田徹と相まって脳内に気持ち良く♪山田川のほーとりーの テトラポッドのー♪流れました。
≪へんたいよい子≫終了後、騎士団入場ぞーろぞろ。
って!全員白ずくめです。赤づくめも怖かったけど、白ずくめ。
この方々、白寿までバンド続ける気なのかしら(疑うところはそこかい)。
あれです。私の全く知らない「へんたいよい子祭り(?)」とかの再現だったみたいです。
慶一さんに至っては水泳キャップかぶってましたし。
本日の並び順は
後ろ:ビットールさん、かっしお、夏秋さん(途中から登場)
前:くじらさん、慶一さん、ばんちょ、ふーさま
で、私はくじらさんの前あたりにいたのですが!
Σくじらさんのせいで、ビットールさんがロマンスグレーしか見えない…観戦場所間違え挫けました。
くじらさん…くじらさんももちろん見つめているけど、私の本命はくじらさんの後ろにいる人だからね!この、岡田さんの見えなさ加減(と彼の楽器の地味さ加減)が私がビットールファンやってる醍醐味です。
全員白づくめと書きましたが、私の印象では1人1人はこんなイメージ。
くじらさん→得体が知れぬ…。あえて言えば清掃員に近い。しかし彼の「白」は妙に「麻薬の粉末」を連想させました。
慶一さん→執刀医。帽子が水泳キャップみたいなものだったからかもしれません。
ばんちょ→ライト付きメットをかぶっているし、どう考えても土木工事中の作業員。
ふーさま→帽子の形からお肉屋さん。あるいは、屠殺所の人。
かっしお→板前さん
ビットール→だから白髪しかみえない!(彼はもともと「白」のイメージが強いのですが、あれで白馬に乗ったら「白馬の老伯爵」になりそうでした)
さて、白衣の騎士団たちの演奏が始まりました。
『マニラ・マニエラ』
≪Kのトランク≫
作詞:佐藤奈々子 作曲:岡田徹
どっしーんと、重いアレンジで白装束の騎士たちが奏で出しましたは、≪Kのトランク≫。
一気に予想外のところからパンチが飛んできてかわしきれなかった感です。
しかし、この曲、私が大学入って、初めてサークルのみんなでカラオケに行ったときに唄った歌でした。
一発目からもれなく岡田徹で・し・・た・・・。
が途中で突然ガカリョウ。
キングクリムゾンの≪21世紀の精神異常者≫(だっけ)のカヴァーがじゃじゃじゃんと入る。
ははぁ、先日ガカリョウライブでやったのがとてもウケがよかったと見えます。
たしかにお二人のシンクロ率が素晴らしいのです。
そしてすかさず慶一さんが「21世紀になっちゃった…」。
≪Kのトランク≫の「住み慣れた20世紀の街」と引っかけた模様。
本当にこのバンドの遊び心の自在さには息をのむばかりです。
『青空百景』
≪青空のマリー≫
作詞:佐伯健三、ムーンライダーズ 作曲:白井良明
これ、前奏だけでこの曲とわかった人がいたら拍手したいぐらいです。
それぐらい、「精神異常者」によってアレンジが利いてつぶされていました。
なんとまあ、この明るい曲をここまで重たくどしんとできるのか…感服のあまり。
メインボーカルの良明さんの明るい声がかえって鮮明に聴こえるほど。
それにこの曲にはサエキけんぞうさんが詩を寄せていますしね、サエキさんプッシュライブかな?と疑ってみるものの。
『マニラ・マニエラ』
≪花咲く乙女よ穴を掘れ≫
作詞:糸井重里 作曲:鈴木慶一
いや…やはり糸井重里メドレーか!!しかしこの曲大好きなので許す!!
糸井さんのパンチのある歌詞に慶一さんのリズミカルで不気味ささえ感じさせるメロディがあいまって、
おどろおどろしく聞こえる名曲(と自分で思っています)。
それがライブで聴くとさらにすごいの一言。
この曲の持つ、すごみと言うのかガツンガツンな感じがまさしくリアルに飛んでくる。
慶一さんリードボーカルのくじらさんサイドボーカルも大正解でした。♪家に帰ればパパとママが〜♪がとくに印象的。
ここでくじらさんに隠れて見えなかった岡田さんがちょろんと見えました。
首に赤のギンガムチェックの襟巻してました、白基調なのにかわいらしい。
私も寒がりだからそろそろ先輩に習って室内襟巻装着しないと…。
それにしてもまあ岡田さんたら、肌まで白いこと、薄化粧してるんじゃないかとも思ったのですが
終盤あたりで彼にスポットライトがあたった時にそうでもないらしいことが発覚
(まあ汗をぬぐった後だったかもしれないのでなんとも言えませんが)。
とりあえず、岡田さんのイメージカラーは「レッド」ではなく「ホワイト」です。
『青空百景』
≪トンピクレンッ子≫
作詞曲:白井良明
なななんと!!
大好きなトンピクレントンピクレンが非常にまったりとした、
中華風でかつ原曲の持つ快活さと江戸前な粋を残して演奏されました。
もちろん、ばんちょのリードボーカル。
またくじら先輩がビットールを遮ったので成仏して、ばんちょをたっぷり堪能しよう!
…と思ったら、良明さんのヘッドライトがまぶしい。
痛し痒しなことをしないでくだしゃい、立教派閥!!
わかりましたよ、間をとって慶一さん見つめてますよ。
この曲、立教大学のキャンパス内で聴くと、なぜか泣けてくるんです。
「ああ、この曲書いた人が、30年ぐらい前にここにいたのね…」そう思って。
この曲には、良明さんの並々ならぬ江戸魂と立教魂が宿っているのかもしれませぬ。
ここで気がつきました。
へんたい精神異常よい子たちは、『マニラ・マニエラ』と『青空百景』からの選曲だけでこのライブを企画したな…と。
あれです。新作の『Here we go'round』と『Tokyo 7』の関係が『マニラ・マニエラ』と『青空百景』の関係に似ている。
へんたいよい子に加えてそれを意識したのかな…。
『マニラ・マニエラ』
≪バースディ≫
作詞:佐伯健三 作曲:白井良明
まさかの本日、白井良明さん3曲目!!
というか『マニラ・マニエラ』『青空百景』内のばんちょ曲すべて!
このころ良明さん、やっと曲をアルバムに入れてもらえるようになって潤ってましたもんね。
そしてちゃっかり、サエキさん歌詞の歌を。
ふーさまとかっしーがトライアングルをチーンチーンと^^*
かわいらしいふーさまを拝見しました。
そしてくじらさんはおなじみ、指でバイオリン演奏。
ビットールは髪しか見えないので…。
前回は唄の割り当てがあったのに岡田先輩。今回は口パクだったらしい、ビットールさんの口ぱく、なかなかかわいらしいですよ。
慶一さんの「どうしよう?」に良明さんの「そうだ!」…どうする気ですか。
『青空百景』
≪くれない埠頭≫
作詞曲:鈴木博文
ベースに構えなおす、ふーさま。前奏が流れると、場内から拍手が!
ワールドハピネスでも夕暮れ時のジャストタイミングで演奏されたという≪くれない埠頭≫です。
今回は、どちらかと言えば原曲に近いアレンジで素直に演奏された記憶があります。
ふーさまも、一曲前は地味にトライアングルだったのに、今回は渾身(にはとうてい見えないまったりなお顔で)のリードボーカル。
またじんわりと目頭が熱くなりました。ライブで聴くと臨場感がぐっと高まって、
一見単調に聴こえるこの曲がとても抒情的なものを伴って耳に入ります。博文さんに温かい拍手です
おしゃべり
で。たぶんここで雑談だった…はず。
まず、「かしぶち哲郎がしゃべります!!」
…それって一大イベントなのであろうか…。
「ぼくのCDが今日売られています。はちみつぱいのころの音源を集めてみました。…ぜひ買ってください」
でもお元気そうでなによりですv
前のインストアイベントで彼を完全無視してしまったので今日はかしぶちさんをたっぷり応援しようと思っていたのですが!
あろうことか慶一さんの影に隠れてよく見えない。
マイクにバケツがかぶせてあるのしかわかりませんでしたよ!
と慶一さんが「帽子、脱ぎます…」と水泳キャップを脱ぎました。
「あー、痛かった!…こんなものが入ってたぞ」と彼が掲げた楕円の物体は、私の眼にはどう見ても「玉子」で。
≪真夜中の玉子≫やるのかな…と思っていたら、
「温まってますよ。いいのかな、こんなもの投げて。
受け取れる?投げるよ!」と客席に物体をスローイン。
ファンの方が見事にキャッチされてました。
慶一さま:
|
「えー、今のは。くじらの家に咲いていた…」
(玉子が咲くなんて、くじらさんの家はなんとメルヘン)
「野みかんです。野みかん…でいいんだよね?」
(なんだ、じゃあ柑橘つながりで≪檸檬の季節≫やってv)
|
くじら:
|
「んー、まあ、そういうことにしておいてください」
|
厳密にいえば、みかんは「咲く」ものではないのですが…
それにしてもくじらさんの家にはなんてものが植わっているのでしょう(て私の実家にも2つぐらい植わってる・笑)。
それがすむと慶一さんはおもむろに良明さんを見て、眩しいなぁ!と。
良明さんのヘルメット、緊急時避難用の大切なメットらしいです。
家にはカンパンも用意してあるとのこと。お水も半年に一度は代えているとのこと。
やはり、静岡県にルーツを持つらしい良明さん。揺れに敏感な性格?「備えあれば憂いなし」ですな!
良明さんの完全防備を紹介した後で、弟さんを指しながら、
「えー、あそこにいる人は。どうみても、オリジン弁当のおじさんにしか見えません」
慶一さん、言ってしまいましたね。
まあ、博文さんも適当に交わしていますが(何と言っているのか聴こえなくて…残念)。
これから博文さんは、「ふーさま」改め、「オリジン弁当」とお呼びします(弁当じゃない、弁当じゃ…)。
「じゃあ、少しおしゃべりしようか。ねぇ、ずっと黙っているバンドだから」
もうだいぶしゃべっているのに。
なにかあったのかな?ともあれ、慶一さんの呼び込みで夏秋さんが加わりまして。
改めてMCです。たぶんこんなことを言っていたのだろうというのをまとめてみると。
くじらさん:
|
こんな恰好していると自分でも嫌なんですが、怖いですかね。怖いですよね。 (「怖いね、体もでかいし」by慶一さん←同感)
|
良明さん:
|
あと5年は生きるつもりですから応援してください!(×白寿 ○無政府主義)
|
ふーさま:
|
明日からお弁当屋さんになります(点滅に弱いので、良明さんはボクのほうみないで)。
|
ビットール:
|
さっきも言ったように、11月7日、来てね(来るんだよ)。チケットが滞っているというのでサエキくんからも圧力をかけられているので、ボクもこれから一か月頑張ってプロモーションしますから。だから街中でボクを見かけたら「行くよ!」と一言声かけてね。そういうのが励みになるんだから!ネ、みんな!!(誰一人として聴いてないムードをかます騎士団たち)ボクがライダーズ内でテクノを出すと、慶一くんはウケてくれるんだけど、あとの全員には冷たく見られて。そういうなかで、まあ、≪ウェザーマン≫みたいにテクノを生かした曲もあるんですが。ネ、慶一くん。(慶一くん:「あ、ごめん、今、髪が気になってて(カキカキ)」)(笑)ボクら、MCのときは自分以外の人が喋ってるとき、自分がどんなこと喋ろうか考えていたりで他の人の話聴いてないんだよネ…。まあとにかく、ライダーズ内でもれたテクノをやります。ムーンライダーズも35周年がんばるからネ、応援よろしく。
|
かっしー:
|
11月11日に僕の新譜が出ます。デュエットとかもしているので。聴いてください。(買ってくださいってことデスネ)
|
慶一くん:
|
はい、11月のツアーチケット、今日販売してみます。東京はJBC、バルコニーに囲まれたいいところでやります。大阪はなんばハッチ。お金がある人はぜひ聴きに来てくださいね。というわけで、新しいアルバムがでましたので、そこから。
|
これでMC終了したらしい。
ビットールさん、話長いよ…。
「お弁当屋さんになります」だけの人もいるのに。
たぶんMC中に、自分の番で何言おうか考えているのは彼だけだと思いますv
『マニラ・マニエラ』
≪ばらと廃物≫
作詞:鈴木博文 作曲:岡田徹
来た〜!!この曲、大好きなんです。
もう岡田さんのキャラと楽器全開で。歌詞も博文さんのメルヘンが出ていてなんとも。
♪空一面バラにしよう♪とは言ってくださいましたな。
夏秋さんの加わった演奏でさらにパンチの利いた演奏に。
「さぁ〜エクスプロージョン」の「さぁ〜」は岡田さんの声がぶ〜ん。
途中で、慶一さんが哀愁漂うお顔で客席のほうを。
それにしても、この曲のせいで私の岡田徹イメージフラワーは「ばら」です。
「タンポポ」以上に「ばら」です。だってほら、岡田さんってばらのごとく厚着なさるでしょ(そこか)。
これより、新アルバムです。
『Tokyo 7』
≪タブラ・ラサ≫
作詞曲:かしぶち哲郎
ニューアルバムに移りました。
かしぶちさんの重厚感あふれる軽快ロック。
これ、初めて聴いたとき「かっしおの曲じゃない!」と思ったのですが、それは慶一さんがリードボーカルだからで、
メロディとリズムをおったらたしかにかしぶちさんでした(≪Curve≫に近い)。
間奏の、アルバムではビブラホンのところ、今日は岡田さん渾身のアコーディオンで、
なんとも見事な演奏に嬉しくなりました。
ツアーではここをどうするのか、楽しみにしています。
『Tokyo 7』
≪6つの来し方行く末≫
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
なんで今、「作曲:白井良明」って書きたくなったんだろう、まあいいや。
新譜からは頭と最後の曲を披露てことですね。
やっぱり騎士団が1人1人歌詞を歌い継いでいくのはファンの胸にこたえますなぁ(と純粋に思うがの)。
私は幸か不幸か8月生まれなので、今日は慶一さんにあわせてこっそり口パク。
ばんちょがいやに語調を強めて気合たっぷりに唄っていました。
くじらさんはまったり〜。岡田さんは相変わらず低音が「ぶ〜ん」。お花欲しいです!
考えてみると立教派閥のくじらさん、良明さん、岡田さんの誕生日って一カ月おきなんですね。なんたる偶然。
後輩として、彼らが連続で歌ってくれるのもこの曲の魅力と思ってしまってます。
続きましては、アンコールです。
『マニラ・マニエラ』
≪温和な労働者と便利な発電所≫
作詞:鈴木慶一/太田螢一 作曲:ムーンライダーズ
寒空はだかさんと栗コーダカルテットさんをステージに呼んでの大演奏は『マニラ・マニエラ』からこのナンバー!
この曲、ドイツの労働者階級の曲みたいで好きなのです。
…がこれはなんといっても、栗コーダカルテットさんの笛が文字通り新しい命を吹き込んでいました。
場内からも感嘆のため息。
コーダさんのたて笛やホルンやらの金管楽器の音が入って、この曲の持つコミカルな面がとても強調されているように感じました。
ボーカルは基本的にくじらさんが主体。「温和な労働者、立て!!」となんども喝を入れていました。
そして、一回だけ、「ベンリナハツデンショ」(だったかな)と乙女ボイス。
ビットールさんも渾身の一言を吐いたのね…とてもかわいらしくて、「あ」と思ってしまいました。
演奏中にくじらさんが慶一さんに耳打ち、それにうなずいて慶一さんが、再度全体のメンバー紹介。
そして最後にくじらさんの「立て!」でギター組3人をのぞいて全体起立!で曲終了。
良明さんはそれでもピョン!と飛びあがって、よろめいてしまいました。
ファンサービスがなんと満載なv
調子に乗る良明さんの横ですましているオリジン弁当。対照的です。
寒空はだかさんと栗コーダカルテットさんが退場した後、本日最後の演目。
お、くじらさんが楽譜を完全撤収しました(参考:良明さんはいつも通り、始めから楽譜なし)。
『マニラ・マニエラ』
≪スカーレットの誓い≫
作詞曲:かしぶち哲郎(作詞:「バラ」〜佐藤奈々子)
前奏だけで感動して手を叩いてしまいました、「Ja Ja Ja Ja Ja Ja!」
今回は、前回のアックスとは対照的にスピード感のある勇ましい演奏。
夏秋さん(い、いらっしゃったよね?!いなかったらすみません、記憶違い)のパーカッションが要か、
でもかしぶちさんもとても調子が良いようでした。
くじらさんが途中から気が狂ったように「や〜や〜やややや〜」を始め、
場内からも手拍子と「や〜や〜やややや〜」。
私も、くじらさんのはじけた顔に押され、笑顔で「や〜や〜」しまくってしまいました。
笑顔のくじらさんにとても満足。
ちゃんと、♪バラがなくちゃ生きてゆけない♪ではじまり♪バラがなくちゃ生きてゆけない♪で終わったライブでした!
あとがき
ライブ終了後、知り合いのライダーズファンの方々に挨拶、すてきなフライアもいただいてしまいました!
ありがとうございます、ちゃくちゃくと増量し現在vol3まで行ったライダーズスクラップブックに丁重にぺたりさせていただきます!!
アフターもあったのですが、ワタクシは早退組。
純粋にお金がなかったのと、ドイツ語の書き取りが終わってないのと、夕飯にサワラの雑煮を作ってあったので。
そうです!ゲルピンで…かっしおのCD買えませんでしたともさ!
でもかっしおは私の心の支えなのさ…!破れかぶれな不届きファンですみませんっ!
それにしても、ムーンライダーズの「Tokyo 7」のTシャツ、えらく気合入ってカッコよかったです。
作曲者別演奏曲目内訳(敬称略)
武川雅寛:0曲(仕方あるまい;)
鈴木博文:1曲
鈴木慶一:1曲(あるいは2曲)
かしぶち哲郎:2曲
岡田徹:3曲
白井良明:3曲
ムーンライダーズ:1曲
(共作込)
本日のライブは「徹頭徹尾」ならぬ、「徹頭哲尾」なライブでしたv
◆ページをとじる
|