2009年11月28日 moonriders TOUR‘09“Tokyo,Osaka 7”@JCBホール

待ちに待ったムーンライダーズ本年度最後のライブ。 …のはずがちょうどライブの佳境で立教生のおぺらお〜としましては衝撃的な曲が来まして、それからあとの記憶が見事に吹き飛びました。 …が、(東京版)セットリストはこんなかんじ


セットリスト

≪髭と口紅とバルコニー≫
≪Sweet Bitter Candy≫
≪スカーレットの誓い≫
≪タブラ・ラサ≫
≪Come Up≫
≪レインボー・ゾンビ・ブルース≫
≪三日月の翼≫
≪むすんでひらいて手を打とう≫
≪先生パー≫
≪ケンタウルスの海≫
≪ハバロフスクを訪ねて≫
≪まぼろしの街角≫
≪Tokyo Round&Round≫
≪本当におしまいの話≫
≪パラダイスあたりの信号で≫
≪笑門来福?≫
≪夕暮れのUFO、明け方のJET、真昼のバタフライ≫
≪I hate you and I love you≫
≪6つの来し方行く末≫

≪Frou Frou≫
≪冷えたビールがないなんて≫
≪Damn!ムーンライダーズ≫


お膳立て


午前中に用事があり開場ぎりぎりに溜池山王から後楽園へ。 そしてJCBホール近くまで歩いて行くが緊張のあまり突然の胃痛v あわてて近くの喫茶店に飛び込み、ゆず茶を飲み高ぶる興奮を鎮め、改めてJCBホールへ。


本日は全席指定、アリーナの「R扉10列41番」が当たりました。 Rってことは右だなぁ…ばんちょサイドか…と思いながら10列41番に座ったら、目の前にキーボード。 キーボードの後ろにドラムセット。 「なんだ、今日もかしぶちさん、キーボード弾くんだ!」と思いながらくじらさんのマイクの後ろに目をやるも。そこにあるはずのキーボードが…な…い!!

ぎゃーっ!なんとも幸運なことに、本日は舞台の向かって右側、すなわちいつもはばんちょが構えているスペースに岡田さんが来るという舞台設定v


うん。よく見たら、10列41番=とお(10)る酔い(41)でした!どこまで岡田徹好きなんだろうねェ、自分。もう救いようがありません。



舞台配置は左から
前:くじらさん、慶一さん、博文さん、ばんちょ、ビットール
後:夏秋さん、かしぶちさん

それから、東京ステージでは、舞台から左右に一本ずつ客席に向かって桟橋(花道)が伸びていました。 ドキドキしながら席についてホイッスルを首にかけて、しばらく待っていたら力強いトランペットの音。



そして効果音に合わせて、舞台中央のシャッターが開く!騎士団の入場です!「今回は衣装は新譜のジャケットのいでたちだと面白いよね…」とか勝手に思っていたら、 まったくそのとおりでした(ふーさまだけ、シャツにベストで違いましたが)。恰好いいなぁ、ライダーズ〜。



本題

『火の玉ボーイ』
≪髭と口紅とバルコニー≫
作詞・作曲:鈴木慶一
ぞろぞろと入場し、ファンに手を振ると騎士団たちはおもむろに各々の楽器を抱えました。ばんちょ、慶一さんはアコギ。 くじらさんはヴァイオリン。ビットールさんはアコーディオンをよっこらしょvふーはなんじゃと思ったらハーモニカだったようで。 かしぶちさんと夏秋さんはポータブルなドラム。 そして7人そろって舞台向かって右側の桟橋に集まり、上機嫌に演奏開始。レッドリバーバレーのような前奏が気持ちよく流れて♪
♪線路を越えて あのひとが来る♪

一曲目から超レアな『火の玉ボーイ』から≪髭と口紅とバルコニー≫の選曲v この曲、上京して初めて聴いてすぐに気に入って…とても思い出深い曲なのです。大学入りたてのころを思い出すわ〜v(そんな昔のことじゃありません)。

あと、私がビットールさんのピアノに惚れたのも、この曲の前奏のおかげ。このバンドのピアノ(キーボディスト)弾いている人、なんて力強くて耳に心地よい演奏なの…とか思って! 今回はアコーディオンでそのピアノ演奏は聴けませんでしたが、それでもやっぱりビットールさんのピアノ好きだなぁ…。


良明さん、くじらさん、慶一さんが桟橋の前で楽しそうに演奏。その後ろで、ぽつねんと座って「青春なんて」な顔をしているいじけた感じのふーさま、そのさらに後ろで楽しそうに語らいながら演奏するかしぶしさんとビットールさん+夏秋さん。 年齢を感じさせない、とても若々しいワンシーン。なんともほほえましいスタートですv


『月面賛歌』
≪Sweet Bitter Candy≫
作詞:鈴木慶一 白井良明 作曲:白井良明
わーいわーい、アコースティックな≪Sweet Bitter Candy≫だ!
この曲はあれです、直接ご本人には伺っていませんが…
♪いつの日か 甘い星屑ポケットに いつでももっているような人になるよ♪
が立教大学の創始者のことではないかと思って涙してしまうのです(立教大学の創始者、ウィリアムズ氏は町の子供たちにあげるため、いつもポケットにコンペイトウをいれていたというので有名)。 二曲目でポロリと目から涙がこぼれたのは初めてでした。


でもって、くじらさんがトランペットをとりだしました。


『マニラ・マニエラ』
≪スカーレットの誓い≫
作詞曲:かしぶち哲郎
そしてこの選曲。上手だ、ライダーズ!今回はすこしゆったりめ。そしてやはりどことなくアコースティックで牧歌的。 後ろにいたかしぶちさんがそろそろと前に出てきて、慶一さんとデュエット。しかし途中で歌詞があやふやになってしまい「ヘルプミー!!」
♪Ohne eine Rose, kann ich nicht leben♪バラがなくちゃ生きてゆけない♪



『Tokyo 7』
≪タブラ・ラサ≫
作詞曲:かしぶち哲郎
新曲一発目はやはりかしぶちくん♪この曲はですねぇ〜♪おニューのルール♪を♪おニューのウール♪と聴き間違ってしまい、 女の子の残り香漂うおニューのウールをスーハースーハーして「むふぅv」のイメージしかないです。
申し訳ないです! いままではアコーディオンだったビットールさんが初めてキーボードでこの曲に参加。アコーディオンよりキーボードのほうがよいかな…と思いました。



『Here We go'round』
≪Come Up≫
作詞曲:かしぶち哲郎
おお!ライブでかしぶち哲郎作曲3連続なんて!なんという事態でしょう。…というのはまあいいとしまして。
この2曲、ぜひ、連続で聴いてみたい!と思っていたので嬉しかったです。続き物という感じも濃いですしねえ。ともあれ今回は何と言っても…

岡田さんが超ハイテンションでノリノリなんですが…。変調ボイスをいれる前からシンセサイザーをバンバンに使いながらバッキングコーラス。

しかも、岡田先輩が右手で得意げにいじっているシンセってもしや、去年の付録deフェスタのときに誇らしげに掲げていたTENORI-ON(の類?)?! あれ、去年(2008年)の8月2日にそれこそ「おニューです〜」と見せてくださって以来目にしたことがなく(隠れて見えなかっただけかもしれませんが)、どうしたんだろう…と思っていたので。当事者でもないのに、嬉しいですv

『Tokyo 7』
≪Rainbow Zombie Blues≫
作詞・作曲:鈴木博文
ばんちょがベン・ベベン♪と伴奏。かしぶちさんに続いて新曲お披露目は、鈴木博文さんです。 アルバムではかなりテンションが高まった後に配置されて可哀相な印象に貶められている(個人談)この曲も、 かしぶちさんの軽快ポップスのあとだとすんなり聴き込めますね。
残念なのは私が大好きな♪ソンシャカシャカシャカ♪ウバンバウンババ♪が唄っていたのかいなかったのか、聞こえなかったこと。 途中でビットールさんがキョロキョロしてから手のひらサイズのマラカスをとってシャカシャカ。かわいらしい!!



『Here we go'round』
≪三日月の翼≫
作詞・作曲:鈴木博文
前回はビットール見ててなんにも聴いてなかったこの曲ですが、今回は一番はちゃんと聴いてました!!くじらさんのマンドリンがとても素敵。そして良明さんはダブルネックギターに持ち替え。かっこええ〜。 2番以降はビットールさん見てました…(結局)。だってビットールさんがあんまりにも一生懸命キーボード弾いているんですもの!



『Tokyo 7』
≪むすんでひらいて手を打とう≫
作詞・作曲:白井良明
さあこれを文面で表現するとどれぐらいの量になるのか自分でも考えたくないぞ…。

慶一さん:「それでは、白井教諭からみなさんにお話があります」
得意げにホイッスルを取り出して桟橋にやってくる良明先輩教諭(←笑) ドラムスがスタートしまして…。
良明教諭:「これ、持ってきましたかねェ!」
と彼がホイッスルを吹きますと会場内からピーピープー!!
慶一さん:「うわ〜ホント、持ってきやがったよ;;」
ムーンライダーズトゥイッターと良明さんのブログに「ホイッスルを持ってくるように」の旨は書かれていましたが、 ちゃんと反応されているお客さんがたくさんいて…慶一さんに同感です;(私も「持ってきやがった」の一部だけど・笑)ネットの力ってすごいなぁと思います。

ともあれ、一応笛の練習を先生としたあと振付のレクチャーです。
良明教諭:「ゆる〜くむすんで、と言ったら、手を出してゆっくり結んでください」
長くなるので以降は割愛します…。

そして振付も入念に練習してさあ、本番です! (いま書きながら猛烈に去年末(2008年)のAXライブでビットールさんが突然MC中にお客さんに 「慶一くんレコタイ授賞おめでとう♪来年は ライダーズもねv(2回拍手)♪」 ってやらせたのを思い出しているんですが;) ちなみに白井教諭のレクチャー中、ドラムスの伴奏に合わせて唯一ノリノリだったのはくじらさんvさりげない演出がさすが立教生です。

本番!なんと客席全員(後日談)が振付に参加!これは良明さん、相当快感だったろうと思います。 指示のない2番も1番の振付をしている人がたくさんでvみんなホント優しくてバンド想いですね〜こういったさりげない支え合いが心地よいです。

ちなみに、大阪公演用で2番の振り付けは1番に準ずるないしは 「ゆる〜くゆらいで」で「昆布のように揺れて」 「らくぅ〜に祈って」で「十字を切る」 となった模様。 それ、初めてこの曲をガカリョウライブで聴いたときに私が即興で良明先輩先生の目の前でやらかした振付…;

曲全体の感想は…思い出しメモより:「♪なつー♪の「つー」が短くて残念」 (詳しい記憶が吹き飛んでいる模様)



『moonriders In Search of Lost Time Vol.1』
≪先生パー≫
作詞:佐伯健三 作曲:白井良明
慶一さん:「次も白井良明の曲です。珍しいですよ〜これを良明が唄うのも今回が初めてです!」

との紹介で始まったのが≪先生パー≫!(なんで「先生プー」がないの?(は))

まさかのデモトラック再販ものからの選曲で≪先生パー≫!でもアマリリスも聴きたかったし、ちょっと残念かもですが、貴重な音源ですし楽しんでおきましょう! ということで。ビットールさんも嬉しそうに「先生ッパー!」って言ってます…。

ドラムスがまるで和太鼓のような響き。とても江戸〜な感じのばんちょのさわやかな曲。ごちそうさまでしたvこれから≪むすんで≫とセットで江戸定番に♪



『Tokyo 7』
≪ケンタウルスの海≫
作詞:鈴木博文 作曲:武川雅寛
くじらさんはトローンボーンをとりだしました♪さすがにユーフォは持ってこられずとも、新しい楽器に挑戦!なのですね〜。

アルバムでは一人二役ですが今回は慶一さんとの二人三脚でした。まあトローンボーン吹きながらですし!
♪だ〜ましえの階段ばかり〜♪と気合十分のくじらさんの声に背筋がぴしっとなりました。

大変なのはビットールさんvアコーディオンで始めたのに、ここはキーボードを弾かなくてはならず、重たいアコーディオンを下してキーボード。お疲れ様です。

そして曲の終わり際にフェードイン。スタッフの方がビットールさんのキーボードが置いてある段の下に椅子とマイクの用意。同時に後ろから人影。…かしぶちさんでした。



『ル・グラン』 ≪ハバロフスクを訪ねて≫
作詞・作曲:橿渕哲郎
あれ…≪Tokyo Navi・Ojyan≫ないしは≪おやすみ≫じゃないんですか!! ショックを受けつつもなんとも感動的で心の琴線に来る演奏。 かしぶちさんの唱歌も、後ろの伴奏もとても素敵でした。慶一さんの手元と岡田さんの手元から、 この曲を支える異国の風ともとれる奇妙でかつ抜けるようなきれいな音が。 ステージもライトは淡く抑えてあり、エキゾチックなかしぶち哲郎とその異様な世界、堪能いたしましたv



ここでやっとMC
くじらさん:「どんどん演奏する楽器が増えて行きます」

ふーさま:「12月23日にライブをやります。聴きに来てくださいね」

良明先輩教諭:「笑。12月23日ライブやります(MioFu&ガカリョウライブ)。 あと、22日は新宿ピットインに出ます、すごい歌手が来るらしいですよ〜で僕はギターを弾くって感じ。年明けは大阪にまいります」

ビットールさん:(ドラムス&キーボードの前奏で女装もとい序奏されたあと、乙女ボイスでノリノリの挨拶。 例によって1人だけ長いのでまとめると)

  • 「c.t.o結成!ライブはやらないけどCDはだすよ〜」
  • 「来年には還暦仲間が増えるよ〜3:3だよ〜」(それを豪語できるのは12月21日以降…)
  • 「でも60歳になってショックなことが一つ!映画館の入館料が1000円になったよ〜いつかは君たちもこのショックを味わうんだよ〜」
    ↑と目の前の客席の人たちに熱弁 (もうどなたかあの方をお止めになって;ビットールさんって絶対愛車にもみじマーク貼りそうにないんだけど…)
以上!

…いやに短かったな。

かしぶちさん:「『ル・グラン』よろしくお願いします。私は大阪でライブします」
夏秋さん:「ペコリ」(お疲れ様ですv)
慶一さん:「今日は…いやに和やかだね(苦笑)」


ちなみにどこで慶一さんがこの話をされたか忘れてしまったのでここに書きますが、去年のAXから今日のライブまでの演奏曲目数を夏秋さんが数えたら「88曲」あったそうです。 それに個々のソロをいれたら確実に100曲は越すね、とお疲れの様子もどことなく嬉しそう。

「僕らのライブがいつまで続くか、それはみなさんの応援次第です!これからもよろしく」とのことでしたv

慶一さん:「いやぁ、月日が経つのは早いなぁ。というので、月日が経つのは早い!という曲をやります」

『ムーンライダーズの夜』
≪まぼろしの街角≫
作詞:岡田徹、武川雅寛、白井良明、鈴木慶一 作曲:岡田徹
来たよ!ついにこの曲を聴くときが来てしまいましたよ…。

先輩3人が渾身の演奏と絞り出すように歌うメロディ。 ことに、リードボーカルの岡田徹先輩は、機械の調子もよくとてもご満悦そうな、 悲しさの断片も浮かばぬ笑顔で得意げに唄っていらっしゃる。 彼の表情が曲とあまりにアンバランスで胸にずしんと来ました。


こんなに暗い曲なのにどうして笑顔で歌えるんだろうな〜って、やはり曲自体は作られたものでしかなくて、 岡田さんやほかの二人の先輩たちにとって、「あのキャンパス」は青春の楽しい思い出の1ページとして刻まれているのかな…と。


マイコンナイトの時、少しだけ岡田先輩とお話させていただいた折に立教大学のことを「いい大学だなぁ〜」としみじみ話してらしたのを思い出して、さらに目頭熱くなりました。


ばんちょのブログにコメントしたらやっぱり彼もオパスは貴重な青春の一ページなのだ!と得意げのお返事…彼らのように心から母校を愛せる学生になりたい、そう思いましたともさ…!


まあ、ともあれ…。立教卒業生が学生時代を唄った曲を現役の立教生として聴けて悲しくも幸せでした。 立教大学入ってからライダーズに立教生が3人いらっしゃるってことを知ったわけですしね、感動もひとしおではあるのですが。 これで完全に気持ちが揺らいでしまって、今回のライブ、最後まで完全に動揺して記憶が飛んでしまったのであります。


ご安心ください!これよりレポの内容がスカスカになります(笑)



『Here we go'round』
≪Tokyo Round&Round≫
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
あんなに暗い曲から一気に明るいピアノ音です。 これで作曲者が一緒 というのだからどうにかしてほしい!!

もう岡田さんのノリ最高潮に達しているんですがこれは…慶一さんよりはるかに岡田氏の変調ボイスが飛んでくるという始末。 正直、街角で放心してしまい、この曲はあまりよく聴いていませんでした。



『Tokyo 7』
≪本当におしまいの話≫
作詞・作曲:鈴木慶一
この曲、今年(2009年)の夏に文芸サークルの部誌に寄せた『風のロボット』に出てくる人間の重圧にあえぐ芦毛馬、 トルくんのテーマソングに聞こえるんですよね…じっと目を閉じて、川べりで救い(涼しい風)を待つトルくんを思い浮かべながら聴いてました。 リズム的にもお馬がぱっかんぱっかん走る曲に聞こえる。

岡田徹さんのアルペジオ(?)が素敵です。



『Tokyo7』
≪パラダイスあたりの信号で≫
作詞・作曲:鈴木慶一
どーん!これが来ると絶対泣くと思ったが来てしまったか…! (この曲の歌詞を先に読んでしまったために、『Tokyo 7』購入から聴くのが1週間遅くなってしまった…と言うぐらいに歌詞が切なくて聴きたくないけど大好きな曲)。

だって!まず実際問題今年は本当に悲しいしらせばっかりで! ましてやご自分のお父上までなくされた慶一さまがどのような心境でこの曲を歌っているのか考えるだけでも切ないです。

そして私の耳にはこの曲は上に書いた『風のロボット』のワンシーン、長年の仲のお気に入りの愛馬を自らの手で銃殺しなくてはならなくなった徹馬丁の、 その決断から銃殺に至るまでの過程の歌に聞こえてしまうのです!

その徹馬丁のモデルが目の前にいます!!

大失敗でした。もう創作にムーンライダーズのメンバーをモデルにしたキャラ出すのやめよう…(もっと早く気づけ)

もう≪まぼろしの街角≫からテンションががっくり下がってしまって、慶一さんが桟橋で「でゅんでゅでゅん♪」唄ってくださっても魂が抜けた状態で眺めておりました。



『Tokyo 7』
≪笑門来福?≫
作詞曲:白井良明
すっかり放心して抜け殻になったところに、さわやかなドラムのダダダダダダダダ――――ッ。うわ〜ここでそれかいと思うも間もなく、白井教諭が「スタンドアップ!」。ステージ近かったから否が応でも飛びあがりました。一応コーラスのハモりがあったはずなのですが当事者も忘れてらしたのかしら?とりあえず覚えているところだけがつんがつん唄って憂さ晴らししようと思ったのですが!

―勢いづいたヘルに不意打ちタックルを決められてはさすがの徹さんもたまりません、金のつぶてに2、3メートルほどふっ飛ばされ床にたたきつけられます。―(秋に書いたハローウィン創作の一部)

また自分の創作物が頭をよぎってしまった…そのヘルと徹さんのモデルがステージ上にいます! 徹さんなんてテンションあがりすぎてすっかりお疲れのようでおとなしく座って無表情でキーボード弾いているし…。



『Tokyo 7』
≪夕暮れのUFO、明け方のJET、真昼のバタフライ≫
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
慶一さん!ないしは岡田さん!どうして、もうすこしわかりやすいタイトルにできなかったのでしょうか!いつがUFOでいつがJETでいつがバタフライかわからんのですが(しかもバタフライだけ明らかに自然物だし)!!

≪SO RE ZO RE≫とこちらとどっちでくるかと思ったらこちらでしたか。確かにいかにもビットールさんらしい軽快ポップスでシンセもふんだんに使っての逸品ですから納得。 ビットールさんが再度力を振り絞ってありとあらゆる彼の楽器を駆使しながら演奏されている…慶一さんのボーカルがいまいち聴こえず、間奏のばんちょギターも「?」が残る形でしたが…まあ作曲者本人が渾身の演奏をされているわけだしよしとしましょう(と、思い出しメモに書いてある…)



『Tokyo 7』
≪I hate you and I love you≫
作詞・作曲:鈴木慶一
ここでこの曲が来ました。慶一さん、かすかに慶一節を利かせながら唄っていたなぁ〜。
私も良明さんに向かって♪君が大嫌いだよ〜たくさん好きなとこがある〜♪
ビットールさんに向かって♪君が大好きだよ〜たくさん嫌いなとこがある〜♪ …というまあそういうわけで

最後には全員ステージ向かって左側の桟橋に集まり演奏。 譜面台が持ち込めないので、慶一さんに一生懸命歌詞を教えるくじらさん。 ふーさまは慶一さんから歌詞を書いた紙を受け取り、苦虫をかみつぶしたような顔…。



『Tokyo 7』
≪6つの来し方行く末≫
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
相変わらず譜面台が持ち込めず、慶一さんとふーさまは携帯を取り出して歌詞の確認。かしぶちさんはタンバリンの裏に歌詞を貼っていた模様。
くじらさんは哀愁漂うお顔で客席を見やり暗唱(スラスラ〜)くじらくじらしとるw
ばんちょはもともとライブの曲、全部暗記しているので問題なし。
ビットールさんは今回のライブ初の地声(笑)、だみでもなく、若干高めの優しい声でした。
歌詞は暗記されていたのか、ばんちょが教えてあげていたのか…。

これで一度退場です。桟橋をつたって客席に降りた騎士団が、来し方行く末の伴奏流れる中そろそろと退場。場内からは温かい歓声と拍手。 7人が退場してからしばらくしてアンコールコール…がなんとホイッスルという。ばんちょ、爆笑していたんじゃないかとか思います。

ともあれ、笛に呼び出され騎士団再入場。 ふーちゃんがMioFuの桃色のうさぎちゃんのシャツを着てらして「ど…どうしちゃったの、ふーさま?!」とか思ってしまいました。



『アニマルインデックス』
≪Frou Frou≫
作詞・作曲:かしぶち哲郎
すまぬ。最初のうちはノリノリで聴いていたんだが途中でビットールさんの膝が痛々しいぐらいに無骨という事実に気がついて 胸が痛くなってしまい、ほとんど曲のほう覚えてない!!

この曲、歌詞の「Monkey」が「猛禽」と聞こえますです…コケコッコー!!



『ムーンライダーズの夜』
≪冷えたビールがないなんて!≫
作詞:ムーンライダーズ文芸部 作曲:ムーンライダーズ軽音楽部
Wenn es doch ein kaltes Bier g?be!!(←ドイツ語版:自分訳)
来たわ〜来ると思った〜!来ると思って家出る前に書き取り帳に「Wenn es doch ein kaltes Bier g?be!!」ってたっぷり書いておいただけのことがあった!
≪まぼろし≫とか≪信号≫とかビットールの膝とかで落ち込んだ気持ちが復活しました、かろうじて!本当にかろうじて!

この曲、ばんちょのギターとくじらのヴァイオリンのタイミングまでちゃんと覚えているから、もうその前から二人に熱烈エールを送ってました。



『ムーンライダーズの夜』
≪Damn!ムーンライダーズ≫
作詞:鈴木慶一 作曲:岡田徹
すごい曲選んだなぁ。 今回はなぜか『ムーンライダーズの夜』からの選曲多し。 それにしてもこれでもかというぐらいに「くたばれくたばれ」叫ぶビットールさん…いつの間にかまた体力持ち直したか! どうもステージ中央では慶一さんとばんちょがやりあっていたそうですが、私なんぞはビットールさんがあんまりにもあのお腹に力いれてがんばってらしたので 見てませんでした! (もう今回、本当に90パーセントぐらい岡田徹見てたわ!あんな快調な岡田徹さんは今年最初で最後だった気が)
慶一さん、最後になってすっかり元気を失い「そんなこというなよ〜」とさびしそう。ご自分でまいた種のはずが。 こういう自虐的シニカルなところが好きでライダーズファンやってるんですがね…ワタクシ。



幕切れ
慶一さんの「そんなこというなよ〜;」のあと、メンバー全員が舞台中央に集まりお辞儀〜シャッターが上がってメンバー退場。
「くたばれ」が捨て台詞でした…せめてこれでじゃあ俺たちは旅に出るよな感じで≪旅のYokan≫やってくれてもとも。 …がしかし、≪旅のYokan≫の伴奏を、今日のあのいつになくハイテンションの岡田さんが力いっぱいキーボードでやったら、 音割れでもおこしてはちゃめちゃなことになりそうだし…。それに、≪旅のYokan≫の伴奏はアルバム通りピアノ音で聴きたい。…というわけで納得v
きっと来年あたりまた、60歳を信じるな!とか最初に死ぬのは誰だ!とか言いながら騎士団は戻ってくることでしょう… (「最後まで残るのは誰だ!」って曲も書いてほしい)。



作曲者別演奏曲目数内訳
くじらさん=2曲
ふーさま=2曲
慶一さま=4曲
ばんちょ=5曲
かっしお=5曲
ビットール6曲
(共作込)


かしぶちさんの曲たくさん聴けて幸せ〜v






ページをとじる
inserted by FC2 system