2010年06月06日Club Goodman 14th Ann.Howling SP@クラブグッドマン


前置き
先日はテクノ界の熟年熟練貴公子バンドことムーンライダーズのリーダーであり、ファミコンゲームMOTHERの音楽ディレクターである鈴木慶一氏のライブに行ってまいりました(マザーの攻略本に「ご存知テクノ界の熟練貴公子バンドムーンライダーズ」って書いてあったんですが、今更ながらムーンライダーズはギターバンドなのかテクノバンドなのかわかりかねます。誰のせいだ!!

年明けに当選しましたムーンライダーズ福袋から産出したシーシックのTシャツを着て、カバンにはどせいさんのプチマスコットつけて準備は万端であります、ヘイト船長!!

お昼は競馬場で安田記念観戦、去年と相変わらず、スーパーホーネットとスマイルジャックを買う私…。お陰でワイドは的中しましたが…!またしても本命2着の事実に愕然!!

さて、気を取り直しまして秋葉原に!またしても改札間違える。おぺらお〜の改札間違える率100%です。三連単の1着固定にしてくだすって結構です。

おかげさまで会場にたどりついたの6:50。開演10分前でした!
例によってお目当ての出演者を聞かれる。もちろん!「鈴木慶一さんです♪」

ともあれなんとか開演には間に合いました。ワンドリンク制でして、500円のドリンクチケットに300円のソフトドリンクじゃあ割に合わないと(だんだん考え方がセコくなってまいりました今日この頃)700円の「ブラッディマリー」を!去年も、安田記念の夜、ブラッディマリー飲んだな…。

♪お〜 ブラッディマリー♪…ってそれは岡田さんの曲でした(苦笑)



本題
そうこうするうちに照明が落ち、開演。ふらふら〜と入場される慶一さま。これはこれは、本日は一番手登場です。

そしておもむろにステージ向かって左側のピアノに腰かけまして。
「大人も、子供も、秋葉原のみなさんも」



≪Smile&Tears≫
うわーい、来ました!感動のマザー2、エンディングテーマ、≪スマイル・アンド・ティアーズ≫。それも慶一さんのヴォーカルです。

♪こどもたちの4倍も 生きてしまったけれど♪と自重気味な改造も慶一さんならでは。「しまった」という余裕がなんともvそして聴いているこちらの頭の中はフラッシュバックされる天才写真家のアルバムたち。この曲、ヴォーカル入りで聴く機会がなかったのですが、改めて聴いてみるとウラ≪You&Us≫な感じがしました。子供の4倍生きてしまった大人が唄うのもまた、人生の味が染み出ているようで聴きごたえ十分。最高の思い出になりました♪



≪雨は、今日も、やみそうにない≫
おととしのソロアルバムからはこのナンバーvこれか≪自動販売機のオフィーリア≫やってほしいと期待していたので嬉しい♪前奏だけでじわ〜と胸が熱くなりました。


ここでゲストの永井聖一さんが加わり、ちょっと知らない曲だったのですが…≪Doro Niwa≫ではないかな?と思います。重たいテクノ風にアレンジしての演奏でした。

さらにゲストの上野洋子さんが加わり、6月12日にロードショー開始の北野武監督映画『アウトレイジ』から数曲メドレー形式でおひろめ。こちらもどっしりテクノ。慶一さんはピアノを弾いたりギターを弾いたり。自称映画嫌いのワタクシ、さすがに慶一氏のファンといえども映画館には行く気力が〜(白井良明さん音楽監督の『二十世紀少年』も行かなかったし)と思っていたところに生演奏でご披露があって!助かりました。

げふん、映画館と言えば春先、思い余って『イヴの時間』聴きに行ってしまいました!人生2回目の映画館…エントランスでわけがわからなくなってどうしよう、どうしようになったのはナイショ。岡田さんは私を映画館に行かせたすごいオトコです



≪Tokyo 5001≫
こちらも重いテクノに編曲して形而上学並長時間の演奏。不気味なまでに響く無機質な電子音、しかも低音。慶一さんの明るく物悲しメロディも好きなのですが、こんな重たいものもいいなぁ、と思ってしまいました。ロマン派の音楽が聴き手を地獄に引きずり込む魔力をもつなら、慶一さんの蒸留酒のように重く味わい深い音は、生と死の狭間で聴き手をちゅうぶらりんにして苦しめるメロディ、いわば半殺し。このあたりに喜びを感じる私はそうとうのMだなぁと思いますが、ヴェルディでもないワーグナーでもない、なんともいえない慶一さんの音楽に今宵はどっぷりおぼれさせていただきました。


ここでMC。『Music for Films and Games』発売の宣伝と、東京歌の日コンサートの告知。慶一さんはあがた森魚さん、Pantaさんと6月20日に参加とのこと。この3人でライブは初めてなのでどうなるかわかりませんって言っておりました。すまない、20日は≪マイスタージンガーの前奏曲≫にホイホイされて立教大学交響楽団の定期演奏会に行くことになっていて!断念。

そしてムーンライダーズはワールドハピネスと北海道のライジングサンに参戦予定とのこと。北海道ではうんざりするぐらいを食べるんだそうです。ジンギスカンですな。さらにロシア風にジンギスカンスキーですな!(ムーンライダーズ6人があの半球ひっくり返した鉄板を囲んで羊肉とお野菜やいてる図が脳内に…羊奉行は無難にかしぶちさんかしら、セルフサービスにするとビットールさんが全部もってっちゃいそう*)



≪チキンハーツワルツ≫
こちらは『Music for Films and Games』からの選曲。打って変わって可愛く明るい3拍子のワルツ♪チキンハーツであんなに軽やかに舞えたらウィーンっ子もびっくりですな。



≪物恋うワルツ≫
最後は去年のソロからこの曲で閉められました!『シーシック登場!』ではこの曲が断然一番好き!というわけで、大好きなナンバーが来て大感動です。私も。頭の中はいつだってすっからかん(悪い意味で)♪空っぽだから、頭振っても音がしないのです*



以上で慶一さんの出番はおしまいでした。他の対バンとアンコールあるかな?とも思ったのですがありませんでした!そのかわり、客席にも降りてこられてました。お疲れ様です、MOTHERの慶一さま

対バンの先進的な音楽に関しては私の錆びついた古臭い脳みそでは到底理解の及ばない高尚な代物でしたのでコメントは差し控えたいと思います…。

来週の日曜日は笹塚カフェボウルにて岡田徹さんのレーベルValbのアーティストがプレ・テクノジャンボリー!ということで。

テクノポップのお勉強と予習に勇み勇んで行ってきます。6時間ぐらいテクノやるらしいんだけど、そのどこに驚愕するべきかもわかりませんです…。



時間よ…とまれ!






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