2011年06月27日 CTO LAB. Presents Tokyo Outbound #01@高円寺HIGH

お膳立て
こんばんは、おはようございます、こんにちは。一日かけてやっとこ仕上がった戯曲(ちなみにコレ)を、間違えて保存せずに閉じてしまいデータを吹っ飛ばしたおぺらお〜です…もうへこむ力すらありません。あいかわず精神状態が非常に不安定な今日この頃です。

そう、この不安定な精神状態に陥ったのも、先日27日月曜日。


高円寺HIGHにて、岡田徹さんユニット、CTO LAB.プロデュースのライブでありましたのです♪ ちなみに今回のテーマ?はお誕生会


参加バンドのShampooオリモさんと、CTO LAB.のイマイケンタロウさんが偶然にして6月27日お誕生日とのこと!ちなみに当の仕掛け人(=岡田さん)は図ってこの日にライブをセットしたらしいです…。


で、イマイさんになにか立教のクッキーでもプレゼントに…と思いながら27日当日お昼、チャペルの前を通ったら、かわいらしい花かご


「ご自由にお持ち帰りください」


…?!
…!!


さすさす…造花じゃない…!
なにこれ?いくらでも憶測はできるけど、ロマンチストなら絶対こう…


「知る人ぞ知るチャペルの神様がイマイさんにプレゼントを落としていったのですわ」


ユリとガーベラのちいさな花かごですが、気持ちと想いはたっぷりv


ちなみにそのチャペルの神様は、一度くじらさんの命を、そして20世紀末には岡田さんの命を救ったんじゃないか説があります(これも憶測の域を出ない)。 かわいい花かごに、リボンを結わえ、お菓子と腸詰はいれられずとも、メッセージカードを添えて、さあいざゆかん、高円寺HIGH!

考えてみれば、高円寺のライブだけあってライブハウスは「公園」まえ。 さて、高円寺の公園前のライブ公演が始まろうとしています(誰か止めて)

CTO LAB.の「ドット」がどこにつくかでスタッフたちがもめている…。
ちなみにデビュー当初はc.t.o.。あのころ、本気でcuteげふん、cool tohru okadaの略なんだと思っていたアホで初なワタクシ(確信犯)

入場っ!考えてみると、お酒飲んでライブ…ではまっとうな意識で真剣に音聴けないな…と本日はミネラルウォーター注文。あのライブハウス、なんで珈琲がないんだ!ぷんぷんっ

そして化粧室でお花をきれいに整えて。
外に出たらジェントルマンのガラス越しにぼんやりと見覚えのある背丈の殿方の姿が…


ビットールさんでした*


もう一歩早く外に出てたら、入口付近の狭い通路で彼とすれ違っていたことに??
いやいや、さすがに考えないでおこう。。



本題
今宵の祭りの出演者は
ヒトリミサキ
tenorierie(テノリエリ)
(M)otocompo
Shampoo
宇田道信(ウダー)
CTO LAB. (岡田徹 +イマイケンタロウ +Polymoog)



ヒトリミサキさんと、宇田さん、CTO LAB.以外は初見のはずなのに、デジャブーかテノリエリさんもShampooさんも見たことがある気がするのはなぜだ…なぜだ。

ヒトリミサキさんの音は久しぶり♪
今宵は文字通りおひとりでのテクノ演奏。リハのときにアイフォーンを使っていたら電話がかかってきて失敗したとかとか…予想外のハプニングが起こるのがテクノ音楽の摩訶不思議なところであります。

テノリエリさんはテノリン(?)での演奏。
+自然音として水風船(水なし)をハサミで割るというパフォーマンス。風船割り苦手〜っ;
花瓶の歌が聴き覚えがあって…???であります。それにしてもかわいらしい*

otocompoさんはデジャブーなく初めてです(苦笑)
テクノ+ギター。ドラムスも電子音です。
「スカ」と「エレクトロニクス」をミックスした音作りを目指しているという世界で唯一無二のバンド…らしいです。笑店のテーマやハッピーバースディも「スカ」「エレクトロニクス」風に。
非常にガツガツして野心的なバンドの印象を受けました。

shampooさんは入場の音楽がドイツ語。
それでワタクシ、思わずドイツ語で唄うのか?!と楽しみにしてしまったという…←
オリモさんは義足にレッグツーという足に装着する形の弦楽器を持ってこられていました。
素直に受けた印象がE.T.A.ホフマンの『砂男』のスパランツァーニとオリンピア…だったり(失敬)音楽はとてもビンテージでしっとりとした感じのもの重視。途中でベースやギターのサポートメンバーも紹介されての演奏。最後の曲は≪トロイメライ≫でまたしてもR.シューマンの≪トロイメライ≫のカバーを期待した、おぺらお〜でした…。


さあ、本日のトリでありますCTO LAB.…のセッティングをまっている間に

自作楽器ウダーで出演の宇田さんの登場!

ウダーはアルペジョもできるのです!とファイナル・ファンタジーから2曲とアドリブ演奏。
すごい!アルペジョかっこいい!今度、ドビュッシーの≪夢≫を聴いてみたいです。

そうこうするうちに舞台後ろのスクリーンの用意も、CTO LAB.の厖大なガジェットのセッティングも終了しまして、ウダーのアドリブですっかりのりのりのイマイさん&ビットール、CTO LAB.の出番です♪


ビットールさんが、羽織ってらしたジャケットの襟元にvalbの缶バッジ付けてらして♪とってもかわい



セットリスト
≪ツァラトゥストラはかく語りき≫
もとい
≪2001: A Space Odyssey≫
≪C. DISCO≫
≪one more thing≫
≪Happy Birthday≫
≪小都会交響楽≫(≪ショートかい!交響楽≫)
≪いとこ同士≫
≪Flash Back≫

アンコール
≪Smile≫
≪クラッシュ万事休す≫



まずは華麗に、ビットール奏でるドーソード!!から始まりました…。
そしてスクリーンにちゃんと、映画『2001年宇宙の旅』の映像が表示されるという。
捕捉までに、歌詞的には
「シー(ドー)・ティー(ソー)・オー(ドー)…ラボー(ミレー)!」
な具合になる見たいです。
ひともじ付けると、「シー・ティー・オー・ブラボー!」だね!(あっ*)


つづいて、≪C. DISCO≫≪one more thing≫と粛々とライブは続きます。こんなひんやりなCTO久しぶりだなぁ…と思っていた矢先。
ビットールさんがいてもたってもいられないムードを醸し始めなにかと思いましたら、

ビットールさん 再三言ってきましたが、本日はオリモさんとイマイさんの誕生日です。あの 歌、唄ってないよね?唄おうよ、みんなで


…みんなで?


そしてスクリーンにくす玉とくまさんの人形の画像が…。みるからにこそばゆそうなイマイさんを横目に、ステージにオリモさんを召喚。さらにはジーニアスさんも踊り参加!

ビットールさんが鍵盤をかきならしながら、客席みんなでお誕生日おめでとう!

…オリモさんのときは「リット」少なめ、イマイさんのときに「リット」マックスで盛り上げよう! とな、いろいろと制約が…了解です、マイスター。 (ちなみに「リット」とは「rit.=リタルダンド」のことらしいです*岡田さんってばなんだかお茶目!)


最高にイマイくんを盛り上げた挙句に、鍵盤から指を離し、
マイクにも背を向け、大仰にHappy Birthday to YOU!!(←英語ならこれで複数形だ!)
なーんて裏声マックスに張り上げるビットールさん…!


ボコーダでもなくって、だみでもなくって、 素直な清純バリトンを響かせるビットールさん…!


…もうホント、オリモさんもイマイさんも果報者だなァ。


岡田さんが真面目に唄うのを「アナウンサーが唄ってるみたい」なんてからかった慶一さんっ!そういう業界なのかな…とは思いつつ、やっぱりちょっと残念。実はライダーズ内一番の美声の持ち主、なんじゃないかな、ビットールさん。彼の声のなんと甘ったるいこと、唄い方もまるで癖がないのはオペラに慣れた私の耳にぴったり♪

と、また岡田のろけはこの程度にしまして。


スクリーンではちゃんとくす玉がわれてお祝いの垂れ幕もでてきたし!こうしてずっとおしゃべり耐えてきたビットールさんがはじけまして…本日は時間が少ないのでMCも少なめで…と思っていたらテンションが下がったらしいのです;

CTO LAB. LABOR OR ORATORY!!


というわけで岡田さんのテンションも回復しましたところで、≪大都会交響楽≫を今回は短縮版≪小都会≫にしてやります、≪ショートかい!≫と自ら寒がられ役までかって出まして…(NHK朝イチのアッキー?ポジションとのこと)。

もうどうしたらよいやらわからぬの体のイマイさん…(いつも岡田さんの妙なテンションにクールに突っ込む彼がすてきです)、すんでのところで宇田さんを召喚するのを忘れそうになり。

あわてて、宇田さん登場!
同時に、ビットールさんがさらにもましてに軽快でノリノリな音楽を披露!!
…≪宇田さんのテーマ≫なのだそうです。


もうビットールさんのテンションが私の理解の域すら逸脱しています…。
今度、ビットールのお話4時間半とかあったらぜひ聴きに行きたいもの。


というわけで、≪ショートかい!交響楽≫が、明るくかわいくコミカルに演奏されまして…。 (おかしいな、それ、原語(ドイツ語)にすると、≪クライネ(暗いね)シュタットムジーク≫になるはずなんだが)


続きまして、間髪いれず。

≪いとこ同士≫
であり…ま…した…!!



もうもう、ワタクシ、また涙がぶわっと出るかと思いましたものです。

意外と岡田さんのザ・定番ソングというのをライダーズのライブで聴いていない私ですが、≪いとこ同士≫だけは絶対に、ギターやドラムスのアレンジではなくて、オリジナルそのままにテクノな演奏、つまりはCTO LAB.で聴きたい!と願っている毎日。

CTOのデビューライブでオール打ち込みの希少なレパートリーとして演奏され、そのあとコンスタントに、マイコンナイト、テクノフロンティアでは歌付きで演奏され、きっとアルバムにも入るのかと思ったら入っていなくて…。


進取的というのか、新しいものを取り入れたいって気持ちはとてもよくわかる、懐古主義にとらわれていないのかもしれない、だからアルバムに≪いとこ同士≫が入ってないのは、CTO LAB.すごく進歩したんじゃん、すごい!とは思ったけれど、でもやっぱり岡田テクノの代名詞≪いとこ同士≫、聴きたい、聴きたいってずっとずっと思い続けてはや1年半ぐらい!


念願がかないました!


やっぱり≪いとこ同士≫はテクノでないとね!
ライダーズのライブCDで2つぐらいアレンジは聴いているし、くじらさんが朗々と歌っているのもいいのだけれど、だけどやっぱり≪いとこ同士≫はテクノでないとね!…と改めて強く強く感じました。

この曲、いつもカラオケで唄うのですが、同級生ほか近い先輩たち、テクノよく聴いてらっしゃる先輩含め、誰一人としてテクノであることに気付いてくれず、誰一人として、「テクノだね!」って言ってくれないの、ホントに、ホントに、腹の底から悔しいです(笑)


だけど、 わかる人にはわかるんだから、っていう江戸初期戯作みたいなビットールさんの美意識を思い出し、それでいいんだと納得。ビットールさんのこの美意識本当に大好き♪Mとかシャイとかじゃない、それは粋(すい)ってもんよ!

ということで、≪いとこ同士≫最後に演奏したのいつだっけ?
とまたステージ上が盛り上がってきたので思わず「テクノフロンティアのときです!」とお伝えするおぺらお〜。

CTO LAB.のライブは告知がある限り全部行ってるもんな…バンドにせよお馬さんにせよ、デビュー戦を見て聴いているというのはすがすがしいものだ。

そのCTOのデビュー戦って、ほとんどすべてMCだった記憶しか…。
楽器がすべて電池駆動なので長時間のライブに耐えられるか、という懸念と、レパートリーがいまのところ≪レイダースマーチ≫と≪いとこ同士≫しかないという懸念で、(なにせ【一次メンバー】:岡田徹、イマイケンタロウ、polymoogとか書いてなかったか、当時;)存続が相当危ぶまれていたユニットが気づけば3年!(今年で4年目です)


空一面の拍手と花束です♪


しかもこのCTOや岡田さんの美意識とか≪いとこ同士≫とかいろいろひっくるめて「岡田徹紹介プレゼンテーション」とか作ったなァ…もう恥ずかしくってこれこそデータ飛ばすべき!

と、語りだせば長いCTO LAB.ですが、≪いとこ同士≫も一説によればそれだけで3日は語れるという岡田徹さん。今日は時間がないので、またべつの機会に≪いとこ同士≫について語ります、とのこと。

3日といってもきっと序夜がつきそうなので、4日とみて。
≪いとこ同士≫語るため専用のライブハウスも小高い丘の上に築造しなくちゃね!
岡田リアンあるいは岡田巡礼者の妄想は果てしなく広まっていきます…。

≪いとこ同士≫終了。



≪Flash Back≫
CTO LAB.のトリ。
あらら…やっぱり≪いとこ同士≫≪Dream Child≫両方聴くっていうのはあんまりにも贅沢な話なのね…;岡田さん作曲にしてはホント、豪勢な歌詞だなァ…*
♪君はつかの間の蜃気楼♪って箇所がすごくすごく好きです。

これにてとりあえず終了!

テクノ3人組がぞろぞろと退場した後で、ジーニアスさんが「アンコール!アンコール!」と掛け声…。

つまり、
アンコール→≪クラッシュ万事休す≫→ジーニアスさんの踊り
→アンコールがないとジーニアスさんの出番がない
→ジーニアスさんはCTO LAB.座つきのアンコールボーイ


!!


それは全身で応援してあげなくっちゃね!アンコール、アンコール!


と、盛り上がってきたところでまず≪クラッシュ万事休す≫の前に古い映画音楽のカヴァーから≪Smile≫をやります。とのこと。可哀そうにジーニアスさんしょんぼりしちゃったよ…;


CTO LAB.はライダーズの曲や、古い映画音楽のカヴァーにも取り組んでゆきますということで。
≪Smile≫が終わりまして、やっと(?!) ≪クラッシュ万事休す≫です!

あの踊り、図式化して配布してくれないかな〜♪
運動不足解消によさそう!しゃもじもって踊りたい!


いつもどおり楽しくクラッシュ、万事休して終了!


♪りんごを集めて 晩に食う〜♪



最後の最後に(ドイツ人みたいに引き延ばすな…もう・笑)ライブの告知。
9月の下旬にまたCTO LAB.高円寺HIGHにてライブとのことです。日にちは

イマイさん:忘れちゃったんですが…
ビットール:オレも
polyさん:オレも


あまりにも絶妙コンビネーションで拍手のあまりです...。

さらに≪いとこ同士≫序夜+3日(ウソ)秘話は、秋の深まったころに聴けるそうです。
こちらも楽しみなところです。


…というわけで、一晩で≪いとこ同士≫のみならず、ビットールさんの美声まで拝めてすっかり放心しきったおぺらお〜、すんでのところで電車を乗り間違えて、千葉県まで流されるところでした…。で、やっと意識が戻ってきたのがライブ1週間後の夕方ぐらい。


そんなわけで遅ればせになってしまいましたが(もうビットールさん、貴方のせいよv)、お愛想までにドイツ語でも!

はっぴーばーすでぃー♪
Herzlichen Glueckwunsch zum Geburtstag,
Frau Orimo und Herr Imai!!






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