2011年10年31日ハローウィンの架空ライブ
@ヴォルフェタール


※本レポートはおぺらお〜の夢の記憶という名目で書かれた架空ライブです。実際に行われたものではありません※


お膳立て
今宵はハローウィン…といって、どうしようかな。一発、ビットールさんにメフィストフェレスの恰好をさせて、鼻息荒い馬に乗せたらどんな感じだろう!…なんて思いながらうとうとしていたら、ライダーズのライブに行く夢を見ました。がっつりワンマンライブ。せっかくなのでここに、どんなライブだったかざっと書いてみましょう。

セットリスト

≪ウェディングソング≫
≪頬うつ雨≫
≪ウスクダラ≫
≪いとこ同士≫
≪バックシート≫
≪沈黙≫
≪ばらと廃物≫
≪アケガラス≫
≪NO.OH≫
≪ヘヴィ・フライト≫
≪ボクハナク≫
≪ガラスの虹≫
≪ワン・ウェイ・トゥ・ザ・ヘブン≫
≪卒業≫
≪くれない埠頭≫レゲエ版
≪渋谷狩猟日記≫
≪ニットキャップマン≫
≪海辺のベンチ、鳥と夕陽≫
≪Curve≫
≪さすらう青春≫

≪ワンピースをPayDayに≫
≪ケンタウルスの海≫


舞台配置と前置き


舞台配置はおなじみこんなかんじ
後:ビットール、夏秋くん、かしぶちさん
前:くじら、慶一さま、ふーさま、ばんちょ

さて、気がつけば、わりかし小じんまりしたライブハウスの前にいました、何故かビットールさんが入口においでなすって、チケット渡そうと思ったらかばんの中には立教クッキーしか入ってなくて!

うわぁぁ、史上初、まさかのチケット忘れ!でもビットールさんだしクッキーで赦してくださるかも…と思って、クッキー差し上げたら最前列に案内して下さいましたわ*

あ、そうか、ハローウィンだからお代はお菓子なのね♪


場内は真っ暗、新月の夜みたい!とステージに目を向けると、赤く染まった月を模した球体が吊るしてありました。
ああ、さて。はたしてどんなライブになるやら…。



暗い中で赤い月が不気味に浮かび上がる中、まるで悪魔メフィストフェレスみたいに黒ずくめのビットール氏が入場。
何かを絶対にたくらんでいる風…。ともあれ、場内をにんまり一望して、キーボードに手を添えられました。



本題

『火の玉ボーイ』
≪ウェディングソング≫
作詞:鈴木慶一・岡田徹 作曲:岡田徹
なんっ!≪ウェディングソング≫ソロでございます。場内からどよめきと、温かい拍手。♪Baby 君の胸に 夢やすく♪のあたりで、ステージがほのかに明るくなって、ほかのメンバーも入場、み、みんなメフィスト張り黒ずくめなんだけど、みんな心機一転したとでも?!慶一さんがいやに緊張した顔で客席をみてるよ…なんとも不気味なムードのなかで、それなのにとてもロマンチックな始まり方。ライダーズらしいギャップ(言うな)



『ムーンライダーズ』
≪頬うつ雨≫
作詞曲:武川雅寛
ビットールさんお疲れ様です。お次はくじらさんのメルヘンがはじけ飛びます。うっとりほわ〜の歌声。なんでこんなに真っ暗な中でこんなにほっこりした気持ちになれるの。ばんちょのギターが哀愁満ちててじわ〜♪

って!また席がばんちょ寄りでビットールがまったく見えなくなったよ!よくもまた私を生殺しにする席に案内したなビットール!!この恨みはいつか晴らさせていただきますわ*


『イスタンブールマンボ』
≪ウスクダラ≫
訳詞:橿渕哲郎 トルコ民謡

かしぶちさんが―黒い服のかしぶちさん!『牡猫ムルの人生観』のヨハネス・クライスラーみたい!―すたすたとステージ前に出てきて、ギターを握りしめました。ガカンとリョウメイがどこかのライブ会場でやったように息を合わせてヴァイオリンとギターをとります。ふーちゃんはマラカスを持っています。そして≪ウスクダラ≫、それも久保講堂の、あの歌詞で唄う慶一&くじらコンビ。アルバムではあまりわからないけれど、ライブアレンジだとビットールさんのキーボードもとっても綺麗♪

ヨハネス・クライスラーが…もとい、かしぶちさんが戻ってゆきます…。
さあ、ここでやっと…。


ビットール
:今日はトクベツ、面白い選曲にしてみました。次のは結構久 しぶりだよ!じゃ、行ってみようか。

お久しぶり?


『ヌーベルバーグ』
≪いとこ同士≫
作詞:鈴木博文 作曲:岡田徹
おおおーっ!CTO LAB.でもおなじみのあの≪いとこ同士≫、ムーンライダーズ版です。前奏はアルバム版。歌唱はなんと、ビットールさん。あ、キラキラ光るアイスクリーム(違います)持ってる〜。間奏の岡田さんのお気に入りの「ぷいーん・ぷいーん」って響き、忠実に再現されていました、もしやご自慢のOP−1? そういえば、≪いとこ同士≫3日語りってどうなったのかな??



『モダーン・ミュージック』
《バックシート》
作詞・作曲:橿渕哲郎
そして≪バックシート≫…!こんなにも早く来ました。慶一さんとかしぶちさんのツインボーカルという―私の知る限り、いまだかつてみたことのない二重唱(笑)すごいなぁ、でも。かしぶちさんのデーモンがもはやこのライブ会場と一致しすぎて。みんな黒ずくめだし、お月さんは赤いし。そこに悪魔か妖魔でもいるような感じです。岡田さんのキーボードが物悲しい。ふーちゃんも…暗くしっとり重たいベースを支えている。今回はあの形而上学的アレンジは軽め。


うーん、オモシロイという選曲の関連性がぜんぜん読めないなァ;
35周年だしクロニクルしてるってことは間違いないみたいなんだけど。



『カメラ=万年筆』
≪沈黙≫
作詞:鈴木博文 作曲:岡田徹
さっきまでしんみり唄っていたかしぶちさんが…夏秋くんと「バンバンバンバンッ」とドラムスをふるわせます。大方の予測で、『カメラ=万年筆』からの選曲だろうと思っていたらどんぴしゃ。しかも、この前奏だけでなんの曲か分かってしまうよ…!キーボードがいやに楽しげ…ビットールさんがすごくノリノリで鍵盤押さえながら腰をふってる(んだろうと思われる!)

そしていまだ健在の慶一さまの慶一節(♪オペレータ・あっ↑↑♪)!!
すごいなぁ、人の喉って!なんて思っていたら演奏が終わりまして。

ビットール:慶一くんに、空一面のバラを贈るよ(ニタ)

それってつまり、あの曲ですよね…。

『マニア・マニエラ』
≪ばらと廃物≫
作詞:鈴木博文 作曲:岡田徹
キュイーンヒヨヨヨーン!って良明さんのギターがむせび泣きまして、このナンバー。やっぱりクロニクルね!贅沢に全アルバムから一曲ずつ演奏していく腹積もりなのか、ビットール・メフィストめ*この曲はいつぞやのDrive to 2010の変態よいこ祭り再現以来。今日は変態ではなく、怪奇。岡田さんのズイーンっていう低音なんかはまさに魔王の唸りのよう。でもドラムスのふたりは≪沈黙≫に引き続いて軽快に叩きまくってる。くじらさんはまさかのマンドリン…どういうこと;そして慶一さん&くじらさんデュエット+「サァ〜」はビットール氏のボコーダ。


…ってまった!バラには魔よけの力があるから、空一面にバラなんて降らせたら悪魔のみなさん、それこそまるこげのジャンクモビールになってしまうのでは…?!
(選曲の都合とは言え、そこまで考えてはなさそうな岡田さんがまたおっちょこちょいなメフィストぶりを発揮していて見事・失敬)

『青空百景』
≪アケガラス≫
作詞:鈴木博文 作曲:岡田徹
じょ、場内に、本物の大きなカラスがーっ!なんじゃ、こりゃー!リョーメイさんが百発百中の魔弾を放ってカラスを捕獲しました(舞台に馬は見たことあるけどカラスという演出は…)。そのあいだに、もう曲は始まっています。くじらさんのトランペットがコミカルに鳴り響いてる!って。♪明ケル夜ニ雲フタツ♪とボコーダ全開のビットールさんボーカル。

おい、まて、なにこの、『カメ万』から続く、岡田徹メドレー…!じゃあお次は≪M.I.J≫とか来るのかな…(怖)



『アマチュア・インデックス』
≪NO.OH≫
作詞曲:白井良明
良明さんがカラスをスタッフの方に渡して…。Oh,No!ウッウッウッ!と笑顔。場内からぶわっと歓声が上がります、すごい!アレンジはアルバムにかなり忠実、ボーカルはリョーメイさん*鈴木兄弟のギターがガツガツと響きます。くじらさんのトランペットはますます楽しげ。かしぶちさん、夏秋さんはほがらかにバンバンバン!ビットールのシンセもガツガツと響いているッ♪…んがそのお姿が、ばんちょが唄いながら踊っていて見えんっ(笑)


ビットールさん:つぎも、リョウメイくんが唄います!

今日のライブは仕掛け人らしいビットールさん中心の舞台進行ね…。



『アニマル・インデックス』
≪ヘヴィ・フライト≫
作詞:佐伯健三 作曲:白井良明
おおお!≪犬にインタビュー≫かと思いきや、≪ヘヴィ・フライト≫のほうでした。B1グランプリを思い出すな。それにしても、たったいままでかなりのハイテンションだったのが一気に重たくなりました。くじらさんはヴァイオリンに持ち直して。弦を高い音で震わしているし。ふーちゃんのベースもこの曲の重さをぐいぐい支えている。そしてばんちょは勿論、楽譜なしの唱歌!もう、文句なし。



『Don’t Trust Over 30』
≪ボクハナク≫
作詞曲:鈴木博文
さて次は、いままで縁の下の力持ちで演奏を支え続けていたふーちゃんの出番です。おお、結構みんなの曲がでそろってきた感じ!バランスもすごくいい!さあ歌い始めた博文さん。作曲当時の安定した歌声がさらに深みを増し、ビブラートをきかして、より「泣きそう」な切実さを醸している…。そしてビットールさんの重音が軽快な響きを持ってタタタタンと無機質に鳴っています。



ふう、ここでやっと一区切り。80年代までが終了しました。
…ビットールさん、選曲のタネあかし、してくれないのかな;すごくすました感じでエビアン飲んでるんだけど。
…と、ここでプチMCです。

ビットール:えーと、今日の舞台を思いついたのはボクです〜。

…どっかで聴いたことのあるセリフと響きだぞ、それ。

ビットール:赤い月がさっきから吊るしてあるでしょ。みんな、やめろっ て言ったんだけど…赤い月は「不吉」だって。でも変だよね、だって今日、ハローウィンじゃないですか。だからむしろ、とことん不吉なライブにしてみようよって提案したら、ケイイチくんがOKしてくれて。それでこんな黒ずくめの、悪魔みたいな恰好してるんです。ちなみに月が赤く見えるのは(とすごく誇らしそう…)光の散乱と関係があって、とりわけ、皆既月蝕のときには月の影に回り込んだ太陽の光のうち、青や緑の光は大気中で散乱してしまって、赤い光だけ地球に届きやすくなるから赤銅色の月が見られるんだって。そんなわけで、今日のライブは、「赤い月」がテーマ!(場内から笑い)分かる?


どこらへんが、「そんなわけで…」なんだろうか…それにしても、めったにナイトのブルームーンのお話もそうだけど、岡田さんは月の色についてすごく詳しいなぁ…。


ビットール:そうです、鈴木慶一くん!赤の時代突入、おめでとう!!


とたんにステージが明るくなりました!みんな黒ずくめで、慶一さんが舞台中央前に立っていると…って。
ビットールさんが間髪いれずに「そーれ、いっち、にーのさん、はいっ!」って全身でタクト振ってる…わ!

なんと、良明さん、博文さんとくじらさんの弦が合わせて変ホ長調で流れる≪Happy Birthday≫。すごい、英雄的!
そうか、なんだかんだ言って、慶一さんはムーンライダーズのリーダー。みんなの英雄なんだね。
そして申し合わせたように、場内一斉に♪ハッピーバースディツーユー♪と慶一さんをたたえます。
…岡田さんたら統率力すごいや;トゥイッターとかで呼びかけてたのかな、もしや(苦笑)

ひとしきり歌い終え、なにが始まるかと思いきや、ビットールさんがよっこいせとキーボードの合間をぬってステージ前に降りてきました。
そして、慶一さんの黒い上着を脱がせ(というのか慶一さんが、やめてくれとばかりに自分で脱ぎ棄てて)そして、赤のガウンを着せました!
わわ。さらにおまけ。あの、赤いカードケースもちゃんと首に下げてあげて。

思いがけないプレゼントと祝福だねぇ…さすがの慶一さんも照れ過ぎてゆがんだ口が戻んなくなってる。
と、お祝いタイムもほどほどに、次のアルバム。「赤」を思わせる、あのアルバムです。



『最後の晩餐』
≪ガラスの虹≫
作詞:鈴木博文 作曲:白井良明
なーんと、良明さんのレパートリーからこの曲です。レアものラヴ〜。やっと口がもどった慶一さん。歌うときはミュージシャンにきりっと切り替わって、のびやかで安定した歌声。途中から良明さんがかぶせます。それにしてもギター音がさわやか。

慶一さま:つぎはくじらくんが歌います!

それって…ほら、それって!!



『A.O.R』
≪ワン・ウェイ・トゥ・ザ・ヘブン≫
作詞:武川雅寛・白井良明・鈴木慶一 作曲:武川雅寛・白井良明
ライダーズ内、ガカリョウソング!ビットールさんは定番のアコーディオン。やっぱりくじらさんの曲にはアコーディオンが似合います。アレンジは少しゆったりめ。くじらさんののびやかな美声を引き立てるためかしらん♪そのくじらさん、慶一さんが赤い服になったのに満足したのか満面の笑み。くじら笑顔、頂きました。 ここからカヴァーアルバムがふたつ。



『BYG High School Basement 1』
≪卒業≫
作詞:能吉利人 作曲:長谷川きよし 編曲:白井良明
またなんか…絶対理解できない選び方なんだけど;岡田さんの脳みそをちょとCTでスキャンしてみたい。しかも余裕で歌詞をいじくって、♪バカな話さ ジャスカンになるなんて♪とか言っておるし…。



『Le Cafe de la Plage』
≪くれない埠頭≫
作詞曲:鈴木博文 編曲:ムーンライダーズ
レゲエ風。「くれない」ってところ、「赤」と通じるし。岡田さんたら天才だわ*もちろん、この曲の主役はふーさま。ベースをしっかりと構えて、眉を少したれ気味に、口をとがらせてじわじわっと歌っています。お兄ちゃんに祝福の表情…がこんなに渋いのがやっぱり鈴木弟っぽい(コラ)


さあ、ふーちゃんのセピアワールドが終わりまして、急に目の前の良明さんが跳ね上がりました。
…次のアルバムって『ムーンライダーズの夜』で す よ ね ;
それでばんちょが興奮するというと…!

ばんちょ:おおっ、うぎゃーっ!(ギュイーンbyギター)ワッワッワ ッワンワン!
くじら:アウフっ!←つきあってやるか…な感じ。


『ムーンライダーズの夜』
≪渋谷狩猟日記≫
作詞:鈴木博文 作曲:白井良明
びっとーる!!(笑)どうしてこう…しっとり→テンションハイ→しっとり→テンションハイと曲を並べ…安心して聴くことができませんっ!入場時になにかをたくらんでいるような感じであった彼の胸の内を今更ながら慮ると…うう。 ともかくも、始まっちまったものは始まっちまったもの。ばんちょ渾身のラップです!血の滴るような…。その、犬の雄たけびがアルバム以上に怖いのですが…。祝ってもらったばっかりの慶一さん、さっきまであんなに抒情豊かにベースを弾いていたふーちゃんが、変貌したみたいにムチャクチャにギターとベースを鳴り響かせている…。くじらさんのヴァイオリンったら、弦がちぎれそうだし。しかも、間奏はビットールさんのキーボード。この曲、こんなにパート譜、いじれちゃうんだ…!



『Bizarre Music For You』
≪ニットキャップマン≫
作詞:糸井重里 作曲:岡田徹
ビットールさんと良明さんって同じ大学出ているのに…なんでこうも曲想が違うの;良明さんの張りつめた曲のあとでこれが来ると、余計に脱力の極みなんですが…。さてと;ビットールさんが…!楽しそうに歌っていると!!(今日何回目?!)それもボコーダもかけないで、なめらかなテナーで!!その他のみなさまは、この曲のもどかしいテンポにじりじりっときている模様です…(ふーさまなんかいつぞやのミニライブのときみたいにお手上げって感じだし;)。

この曲、≪外伝≫とあわせてイメージノヴェレ書きたいなぁと思って、フジオさんの名前を「トーマス」、ぼくを「クラウス」にしようとおもったところでお腹がくだってとん挫…うう。天罰かしら。 そういえば、区切り年に恒例の「糸井さん作詞曲」、35周年のニューアルバムにはあるのかな…あるとしたらだれの曲が選ばれるんだろう!

岡田さんの室内キャンプファイアー(笑)終了!(危険だからマネ厳禁)
岡田さんがアコーディオンを取り出しました♪



『月面讃歌』
≪海辺のベンチ、鳥と夕陽≫
作詞曲:鈴木博文
これはなんと!あの月面サマーツアーに結構近いアレンジ!岡田さんが揺れながらアコーディオンを抱えている!くじらさんのヴァイオリンはなめらかで細い音。♪口のなかも空っぽ♪からはばんちょもボーカル参加!この選曲はいいな♪ふーちゃんも得意そうだし!

さあ、90年も終了!おつぎのアルバムはあのやたら難しいタイトルの…と思いきや…
くじらさんがトランペットを取り出し、かしぶちさんがまたステージ前に降りてきました。



『ダイア・モロンズ・トリビューン』
≪Curve≫
作詞曲:かしぶち哲郎
クロニクルのはずなのにアルバム一つ飛ばしたよ!ビットール! とはいえ…この曲!私の大好きなかしぶちソングのひとつ♪この生なまっしい歌を、かしぶちさん自らが不気味な声で唄っています。ステージは明るくなったけど、まだ赤い月はぶら下がってるし、みんな、慶一さん以外、黒ずくめだもんね…。間奏のビットールのピアノがやたら綺麗でした。

それにしても…なんで『Six Musicians on their way to the last exit』
スルーしたんだろう…宅ロクアルバムだからかなぁ。うう、ちょっと残念。



『P.W Babies Paperback』
≪さすらう青春≫
作詞曲:かしぶち哲郎
かしぶちくん2連続!それもまったく曲想が違う、この軽快ポップス!ビットールさんのキーボードが明るいグロッケンシュピールの音になっています。引き続いて、かしぶちさんが歌っています。くじらさんのヴァイオリンが愉快そうに、それなのに物悲しい響き。これは歌詞のせいかな。みんな、楽しそうにふわふわ演奏しているのに、そのなかですまして黙々っと演奏しているふーさまもステキ♪

くじら:ショーは終わりです!

おお。ここでどうやら一時退場…。みなさまお疲れ様です!場内からはアンコールの手拍子。そして再入場。れ…くじらさんが青いケープにとんがり帽を目深にかぶって、大きな槍をもって出てきたよ;なにか勘違いして、契約の神さまヴォータン(オーディン)に扮装しなおした模様…。アンコールの前にMCらしいです。



かしぶちさん:私から告知をしろというので…近々恵比寿のセイリンシューズで私と、武川さんと、そして慶一さんとでライブをします(間)あれ、拍手はないんですね…;40席限定みたいですから…ぜひ聴きに来て下さい。
くじら:フライアーが前売り初日の10分ぐらいでなくなったらしいね。

うう…そのフライアーすごく欲しかったのに!!

ばんちょ:映画『アジアの真実』に私が「国連憲章を読み上げる」の役で出てます!はい拍手!!みんなスクラップとあわせてヨロシク♪(抱き合わせとはさすが抜け目ないリョーメイさん

ふーさま:今度東京中低域さんのミニアルバム発売記念ライブにゲスト出 演することになりました、あとBar道さんのところでもライブをやります…詳しいことはお手元のフライアーを…今日コンビニコピーに行ったらお化けに扮装した人がたくさんいて物おじしました。あとはライダーズのアルバム、がんばってます。はい以上。
(いつになくさわやかね!)

ビットール: 来週末に横浜みなとみらいで開催される楽器フェアにデモ演 奏で参加します、ボクのCTO LAB.ってテクノユニットのPolymoogさんがプロデュースした学研大人の科学のSX-150 MARKツーと、宇田さんの謎の楽器、ウダーのデモ演奏。むかし、ヤマハのお姉さんが街頭で電子オルガンを弾いていたような、そんな感じのものをやります。チャージフリーだしみんな聴きに来てね。

ヤマハの姉さん、どんなんっ?!
ともあれ楽器フェアは11月5日と6日だから厳密には「来週末」じゃなくて「今週末」なんだけど;
デモ演奏はチャージフリーですが入場料は別途必要なので注意!

ビットール:それから、11月22日に高円寺HIGHで同じくCTO LAB. のイマイケンタロウさんのユニット、エイプリルズのレコ発ライブがあります、CTO LAB.もゲスト出演するので…みんな楽器フェアで浮足立つよね?!そのノリを保ってこっちにも来てください!これもチャージフリー、下半期のCTOのテーマは「チャージフリー」!

CTO LAB.は神様みたいに良いユニットです(感涙)
あと年明けにもまたCTOプロデュースライブがあるんだけど、こちらの告知は珍しく(笑)お忘れになったらしい岡田さん、
それともツアーの時に大々的に告知するのかしら(滝汗)岡田さんのMCは続きます♪


ビットール
:森山良子さんと「ミュージックフェア」でライダーズ出演し ます、よろしくネ。放送は11月5日。

valbのブログに写真付き記事が上がっていて見惚れちゃった…!
かしぶちさんがすごくすごーく可哀想なことになっているんだけど;
以上♪


夏秋くん、ぺこり。


慶一さま:俺…今日、グレープフルーツムーンで内橋和久さん、上野洋子さんと三人茶屋ライブしているハズなんだけど;;

ばんちょ:細かいことは気にしない(爆)!!

慶一さま:はい、ムーンライダーズ、12月にツアーライブをします。大坂なんばハッチと中野サンプラザ。アルバムもリリースします。初音ミクのカバーアルバムまで出ます。腕に自信のある方はジャケのイラスト応募にも挑戦してみてください。

だれかこのくじらファンのおらのかわりに、初音ミクで「風のロボット」のイラスト、描いてくんねぇか(でもおら、初音ミクより鏡音リンレンのほうが好き←)
女の子の機械人形が歌うなんて、『砂男』のオリンピアみたいね…!!


ばんちょ:えっとところで。
くじら:今日の主役の曲やってないよね。
ふーちゃん:ふふん。(なにかを悟ったようなニタ笑い)
かしぶちさん:…(傍観)
ビットール:長らくお待たせしました。鈴木慶一くんの曲、行きます!


ホントに長らく待たせたねー!



『Moon Over the Rosebud』
≪ワンピースを、Pay Dayに≫
作詞曲:鈴木慶一
なんと!とうとう慶一さんの曲!と思いきや、このナンバー。でもちょっと慶一さん、歌詞が歌詞だからか物悲しそう。そこを、良明さんのギターがフォローしている。間奏の響きはアルバム通り、圧巻モノ。途中からビットールさんのジャズ風なキーボードが聞こえてきました。昔のことをしんみりと思いだしているようにも聞こえる感じ…慶事と諦念は紙一重ということでしょうか。



『Tokyo 7』
≪ケンタウルスの海≫
作詞:鈴木博文 作曲:武川雅寛
おっとー!配信&限定リリースものといえなんかまたアルバムがひとつ飛んだぞ!ということは、きっとこれで最後の曲となるのか、くじらさんの壮大メルヘンです!やわらかいギターの音。ビットールさんのグロッケンシュピール。間奏をくじらさんのしんみりとしたトロンボーンが鳴り響きます。幻想のなかで始まって…幻想の中で終わる、そんな感じの本ライブ…。


そう思ううちに、クレシェンドしているはずなのにだんだんとくじらさんの声が遠ざかっていく…黒衣の騎士団と赤の慶一さんが遠ざかっていく…赤い月が、新月の不気味な赤の月が…まるで♪浮かぶ藻屑となって


種明かし
はっとして目が覚めましたら机の上です…りょりょ。
なんだかすごくすごーく不思議な夢を見た気がするぞ。まさしく妖魔のいたずら。
って、ビットールさんめ、CTOの告知に夢中でセットリストの種明かしお忘れになったな〜(笑)
とりあえず、ビットールさんの言葉を整頓してみると。
慶一さんが赤の時代突入→赤い月→ハローウィン→不吉なライブをしてみようよ、みんな悪魔の恰好で!
そして、『Six Musician…』とか『Here We go'round the disc』からの選曲がなかった…と。

!!その飛ばした2つのアルバム、実は共通点あるよね…そうそうメンバー1人分ずつ、つまり6曲だけ収録されているとう。

ということは、もしや…。

と思って調べてみましたら…なんと、本ライブのセットリスト、すべてトラックナンバー「7」でありました(なるほど、『Six Musician…』の7番は一応≪Kのトランク≫のライブ録音になってる・苦笑)。

そしてなぜ「7」なのかと言えば、これぞまさしくワタクシの夢の所為。

ドイツ語圏では「悪魔」を意味する数字が「7」なのであります*


たかだか「赤い月」から「悪魔メフィスト」に変装して出てくるまで発想が飛んでしまうところが、まったく。衣装部長には頭が上がりません。
夢の中に現出するあたりも太陽より月を愛したロマン派的。
いかにも「ムーン」ライダーズ!


ハローウィンの夜の不思議な不思議な夢物語。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



作曲者別演奏曲目内訳
ビットールさん…6曲
ばんちょ…4曲
くじらさん…3曲
かっしー…3曲
ふーちゃん…3曲
慶一さま…1曲

きっと悪魔の世界では少ない数の方が大きな力をもっているように思います*


はてさて新譜の悪魔ナンバーソングはどの方のものに?!
…そう考えるとなんとなくオッズ表(?!)にも見えてしまう本ライブの「作曲者別演奏曲目数」であります。 (んじゃ、ビットール◎で←)






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