あなたのオリキャラに質問です

(質問提供:100Qどっとねっと



1.初めまして、ゲイルだ。さて、察しているとは思うがこの質問はあなたのオリキャラに答えてもらう。
これで4回目ですねー最後に一番厄介なのが行きますよー!
2.それでは、始めさせてもらおう。
楽しみだねぇ!はじめに断っておくとボクは話が長いよ。なにせ話の98パーセントを前置きと前提と補足事項と蛇足と雑談が占めているんだからねぇ。だからボクが目的を見失って喋り続けていたら、タイミングを見計らって質問を繰り返してくれると助かるよ。うん、それでははじめようかね。ファーンゲト アーン!!
3.まず、名を名乗ってほしい。
徹さん。
年取って 老いさらばえた 徹さん だよ。ほら、蝶々さんみたいに、「さん」まで名前の一部らしいんだよ。どせいさんというのもあったねぇ。あと、カピバラさんとかねぇ。最近の流行なのかね、これは。ボクは自分は最近の生き物だとは思ってないけどね。ちなみに、ボクの友だちに哲郎さんというのもいるけど、彼ももちろん「さん」まで名前の一部なんだよ。彼も最近の人間ではないけれど、ボクよりははるかに若いけれどねェ!そういえば、カピバラさんと言えば、カピバラさんのホワイトさんってかわいいねェ!白くでモコモコしたものにボクは目がないんだよ!それで調子にのってホワイトさんのマスコットを大量にコレクションしたことがあってね、あまりに集めすぎて飾る場所がなくなってしまったものだからダンボールにつめて部屋のすみに置いておいたのだよ。それをこの前哲郎さんが発見して肝を潰してねェ、ホワイトさんの大群に襲われる夢まで見たそうだよ、あれは悪いことをしたと思っているよ!ハハハ。ところでどせいさんといえば…あ、これはボクの名前とはずいぶん関係ないから次の質問、お願いするよ。
4.うむ、いい名だ。その名前に由来はあるのか?ちなみに俺の「ゲイル」は「風」という意味らしい。
徹はドイツ語では「ドイヒ」というんですよ。英語で言うところの「スルー」にあたるわけだね。だけど、「ドイヒ」と「スルー」ではずいぶんと受ける印象が違いはしないかねぇ。どうもボクには「ドイヒ」のほうが「スルー」より重たくて深刻で切実な意味合いを含有しているように思われるんだよ。だってね。「これこれはこういうわけなのでスルーの方向でお願いします」っていうのを、「これこれはこういうわけだからドイヒの方向でお願いします」なんて言ったら逆にこれこれを秘密機関に運び込んで精密検査するように感じないかねぇ〜。え、感じないって(笑)じゃあボクの思い違いだ。
ちなみに漢字の「徹」に関しても補足しておくと、「徹」の、行人偏とノ文にはさまれた「育」という字は、「子」の逆形+「肉」という意味らしくてね。子供が頭を下にして出てくる、つまり「徹」はもともとは安産を意味する漢字だったようだよ。それから行人偏とノ文、支とも言うんだけど、はそれぞれ「手」と「足」を意味するそうだよ。
で、ボクの名前の由来だって?ねぇ、まさか安産だとは思わないよ。まあそれにこしたことはないけどねぇ、だけど作者さんはボクを書くのに相当苦労されてるみたいだからむしろ「難産」なわけだ。ナンザンって言っても「南青山」−「青」で「ナンザン」ではないよ。それに作者さんの生きている世界にはボクにそっくりの「徹」って名前の男性がいるらしくてねぇ、作者さんの大学の先輩にあたるらしいのだよ。だからボクの名前の由来は、その「徹」って人のそれと一緒なんじゃないかと思うんだよ。
5.他人からはなんと呼ばれるんだ?
基本的にはそのまま「徹さん」と呼ばれているよ。あとは「ご老体」とか「老人」とかまあ、そんな感じだねぇ。トルだけはなぜか徹さまって呼んでくれるね。ああでもあの子は哲郎さんのことも「哲郎さま」って呼んでいるね、きっとお育ちがいいんだろうね!
ちなみに、「とおるさん」は「と」にアクセントで発音するのが作者の方言流なんですよ。
6.性別や年齢、その他に身体情報(身長など)を教えてほしいのだが。
ぼ、ボクは男だよね?!背が低いから後ろから見るとご婦人に見えてしまったのかな、ははは。
年齢は不詳だよ、還暦を迎えたのも、もうだいぶ前のことだったなぁ、きっと。なにせね、年寄りなのは人生の綾のメタファーなんだそうだ、作者さんいわく。だからボクの年齢はボクの人生経験に比例するそうで、ボク自身正確な年のとり方すら分からないってワケさ。だけど誕生日は4月の23日らしいよ。
身長は見てのとおり、160センチぐらい。足のサイズは34ぐらい。戦後の生まれだから子供のころに十分ご飯を食べれなかったのだよ。そうそう、それにこの口ひげはもうずうっと前から大切に育毛している年代モノだよ。メガネはロイドメガネ。ボクのは伊達じゃないですよ。それに(メガネを外して)、生まれたときからボクは二重でまつげが少し長くてカールしているんだよ(メガネをかけなおす)。
え、体重?兄さん、おでぶちゃんにそんなこと訊いちゃいけないよ!
7.容姿はどんな感じなんだ?
見てのとおり、髪の白くて背の低い太ったご老体ですよ。
作者さんはボクの若いころはベルント・ヴァイクルに似ていたろうっていうけど、
オペラ歌手と一緒にされちゃうぐらいだから、ボクのお腹は筋金入りだろ?!
(作者:すみません、そこ、そろそろペーター・ザイフェルトに訂正したいんですが;)
8.自身で思う性格とはなんだ?
そうさねぇ〜ボクは自分はすごく内省的な人間だと思っているんだが、それでいてなぜか顔も広いんだよねぇ。あと自嘲的なところがあるね。それに厩務員を引退して隠居生活に入ってから、たびたび村のものがボクに人生の教訓だとかトラブル解決の糸口を教えてほしいと頼ってきてね。たぶん、ボクはひとなつっこい性格なんだろうね〜困っている人でも馬でも、放っておけないし、不思議と相手からはとっつきやすい人格だと思われるらしい。とんでもない自己撞着ですよ。まあそれはそれでかまわないけど、だけどこの饒舌だけは、どうやっても治らないね!
9.長所・短所に関してはどうだ?
ボクの長所かねェ…ボクは自分には長所なんてないと思っているんだけどねェ…それがボクの短所かねェ。それに馬たちから「ケンソン」したって無駄だいってよく言われるんだよ。ボクはなんでもかんでも遠慮しちゃうクセがあってねぇ、それを美徳とする考えと、消極的だとする考えとあって。それはボクの長所でもあり、短所でもあると思うんだよ。まあ、この年になっていまさら治せといわれても難しいものがあるね、ことわざにもあるとおりに「老いた犬に芸を教える」ってやつさ。おまけにこの老いた犬はものぐさで動きも鈍いし体も腰も頭も重いからね。軽いのは口だけさ、ハハハ!
10.普段使っている1/2/3人称は?
ボク/お前/彼
だねぇ。二人称といっても対象は馬たちぐらいなものだけどねぇ。哲郎さんは哲郎さんって呼んでしまうねぇ。ちなみにボクの村には、二人称にduとSieっていうのがあってね、duは気の置けない同士親しみをこめて、Sieは改まって相手を敬って言う言葉なのさ。そうすると、ボクがよく使う二人称はduだね。
昔はerっていうのもあってねぇ…まあほとんどduと一緒なんだけどね。erのほうがどちらかというと目下に使う感じだったねェ。あのころはいろいろとややこしくてメンドウだったなァ…貨幣単位も今のオイロじゃなかったしねェ。ほら、切り替わったときにはもう、外国でお買い物している気分だったよ。当時のボクの馬たちも混乱して、お使いをお願いするときにそのことを説明するのが大変だった。
あのころは、って、まだ哲郎坊やは生まれてなかったんじゃないかい?あのころはボクも馬たちにerって呼びかけていたもんさ。哲郎坊やがもしいたらボクは彼にerって言ったろうね。…え、もう分かったって?話がながい?!し、失敬!次を続けてください。でもね、老人は昔話が大好きなんだよ、それはどの国でも一緒で…
(作者:「かまわず次の質問お願いします…;」)
11.なにか特殊な設定などはあるか?(妖精だとか)
なんでもない単なる老いぼれですよ。げふんげふん、ちょっと喉が渇いてきたなぁ。
作者、からだ巡り茶を届ける
ダンケ!
ええと、この番組何時までだっけ?え、もうあと15分しかない?じゃあ、ちょっと急がないとねぇ。
12.あなたが存在している世界や世界観などの説明を要求したい。
ボクがすんでいるのはロッセルドルフという、ヤーパンとドイツラントが混ざったようなおとぎの村ですよ。
世界観というと大げさだけど、人家に1頭馬を飼っていてねぇ。馬たちはその家のカラーのスカーフを首に巻くことになっているんだよ。首輪代わりというわけだ。なにせね、ロッセルドルフはとっても小さな村だから、スカーフの色を見ればどの馬がどこの家の出なのか一発で分かってしまうんだよ。
そういえばヤーパンのフクシマってところにも馬の村があると聞いたねぇ、相馬とか言ったねぇ。
ああ、あの町、なんでも世界最大級の地震と津波で壊滅的な被害を受けているそうじゃないか!
どの国でもまだまだ、人と馬の絆はほころびてないのだろうねェ。ボクはどうしても、馬のことになると涙を禁じ得ないのだよ。まさに人間万事塞翁が馬だねぇ…あれ、「じんかんばんじさいおうがうま」って読むんだよ!中国では現世のことを人が住んでいる間という時の括りをして…
(作者:「すみません、時間押しているんで…;」)
13.職業はなんだ?
いまはフリーランスですよ。
昔厩務員をやっていたんだけど、引退して百姓をしているよ。まあ簡単に平たく言うとグルネマンツが家庭菜園しているってワケさ。
え、グルネマンツを知らない?じゃ、アムフォレタスも知らないのかい!!まったくもう、最近の若者は!いいかね、昔どこかの国に聖域があって…
(以下割愛+アムフォレタス→ミヒャエル・フォレが唄うアムフォルタスのこと…らしい)
14特技や趣味はなんだ?
もうきみ、ボクの得意技なんてわかってるだろ?この期に及んで言わせるとはなかなかなもんだねぇ。
趣味はそして音楽鑑賞ですよ。まあベターなところから行くとリヒャルト・ヴァーグナーさんですね。
こういっちゃなんだけど、ヴァーグナーさんの作品はまあほとんど、頭のなかに入っておりますよ。今日は気分がいいから、さっき出てきたアムフォルタスの歌を歌ってあげようか?え?ここであの気のめいる動機はやめてくれって?兄さん、ドイツ語で「クレッテ」は「ごぼう」って意味なんだよ。じゃあもっと明るいのにしようか、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』なんかいいね!なんたってハ長調だもんねぇ。じゃあ、特別に男やもめにうじがわくボクから第3幕のハンス・ザックスの迷いの独白を唄ってあげようか…え、時間がないから『タンホイザー』のヴォルフラムの夕星の歌ぐらいで堪忍しておくれって?それも「死の予感が…」は割愛で?しかたないねぇ、じゃあ、今日はそれぐらいにしておくよ。げふん!
O du mein holder Abentstern,
wohl gruss't ich immer dich so gern;
ちょっと、作者さん!ウムラウトとエスツェットってどうやって出すのかねぇ、これ。
もう、このご老体にパソコンなんて難しいよ、老眼も入ってきてるのに!
(作者:「私も分からないので次の質問行ってください・怒」)
15.好きなことやものは?また逆に嫌いなことやものを教えてほしい。
またボクに長く語らせるような質問をするんだねぇ、君は!今までのことを総合して考えるのにボクの好きなことはおしゃべりだと思っているんだろ〜?だけどねぇ、君!それは早合点というものだよ。いいかね、朝レモン水を飲むと夜型人間が解消されるというので今すごく注目されているけど、それがなぜかということよりむしろ、なぜ夜型で困る人間がいるのか、あるいは、なぜ人間が夜型になってしまったのか、夜型人間を必要とし生み出してしまった社会性を追究しようとは誰も思わない。
それと一緒でボクがねちっこいのは、その原因をまず考えてもらいたいものだよ!そういうことをしないで勝手に結論付ける短絡的な考えはどうもボクは嫌いだねェ。結論はたしかに出さなくちゃいけないけど、そこに至るまでが楽しいんじゃないか。馬だってそうだよ、同じ道を戻るのに、相も変らぬ七面倒な足取りを踏ませてご覧!行きと同じ弾みが持続できる馬なんて、どこにもいやしないですよ。
16.・・・・・・不躾だが、恋愛感情を抱いている者はいるのか?
ハハハ。ボクもかの有名なハンス・ザックス親方のように若いエーファちゃんと結婚できたら奥さんと子供を同時に授かることになるだろうねぇ。だけど残念ながら若いエーファちゃんはボクにはいないねぇ。そういえば、ザックスさんは60近くで再婚したって言うじゃないか!まあヴァーグナーさんも60歳でコジマとの間に子供をもうけていたというのだからありえない話でもないけどねぇ(笑)
まあ、ともあれ。ボクは男やもめだし、2度も性愛の断絶を味わってしまったものだからもういまさら性愛による魂の合一を夢見るようなことはしないよ。ボクはそれよりショーペンハウエルの…
17.・・・そうか。失礼なことを聞いて、申し訳ない。
アガペーによる意志の解体をめざしているつもりだからね。
そこで問題となってくるトリスタン和音というのは…
18.では、俗に言う「好みのタイプ」や「嫌いなタイプ」というのはなんだ?
俗に言うとは一体なんだね、俗に言うとは(笑)ここは聖域だから俗物は持ち込まないでもらいたいものだよ。もちろん、愛の手旗もボクらの間では俗物にあたるからそれに関する好みはボクは答えないよ。
そうさねぇ〜、好みのタイプはがぜん、バス・バリトンだね。ベルント・ヴァイクルなんかはわかりしころのボクを声で魅了したのさ。あとはフランツ・グルントヘーバーとか。まだうたわれている、ヴォルフガング・ブレンデルもいいねぇ。次の代に行くと、アントン・シャリンガーっていうバリトンのパパゲーノも…
(作者:「徹さま…お願いします、時間が;」)
も、申し訳ない!!じゃあミヒャエル・フォレとロベルト・ホル、あとペーター・ザイフェルトさんの「甘能的な声」についてはまた次の機会に楽しむ事にしようね!え、ザイフェルトさんはバリトンじゃない?強いていうと、ホルも?いいかい、君。規則のいいところは時にその例外を許すことにあるのだよ!まず、ザイフェルトさんは苗字がいいじゃないですか、ドイツ語で「ザイ」は「〜であれ!」、「フェルト」は「うま」ですよ、だからそれらを合体させると…
(作者:「徹さま…!ご冗談決まりそうなところ、語弊と誤解のないよう弁護しますが、ザイフェルトの綴りはSeiffertであってSeiPferdではありませんからね…」)
うう…世の中厳しいねぇ。それでえっと、ああ、そうか、時間がないんだよね、じゃあ嫌いなタイプは、それが好きな方に申し訳ないから黙っておくよ。
19.いつも周りにいる者はいるのか?いるのならば紹介してほしいのだが。
ああ、トルとヘルとヴァルだねぇ。あの子たちはボクの大切な愛馬なんだよ。
ヴァルはねぇ、もともと馬車引きの馬だったそうだけど仕事中の事故で体をひねって馬市に売られてたんだよ。あの子、かわいそうに怪我をしているというので誰も目をつけてあげなくてね。そうこうするうちに馬取引の仲買人さんに肉屋行きの烙印を押されかかっているのをボクが横から買い上げたんだよ。で、ボクはすぐにヴァルを友だちの肉屋の哲郎さんに見せてね、この馬を裁ける自信があるか聞いてみた訳だ。哲郎さんも哀れなもので、どうしてそんなことをおっしゃいます!なんて断固拒否してね。ヴァルはお肉になるのには若すぎたし、軽症すぎたんだ。ごらん、すっかり怪我も癒えて今はボクの右腕、両腕、両足ぐらいに働いてくれているんだよ。

で、ヘルはねぇ、あの子は捨て馬なんだよ。もともとは競走馬育英牧場の出だから競走馬としての能力には確かなものを感じるよ。なにせあの子は村いちの韋駄天だからね。だけどね、あの子はきっと血統がいまいちだったのだろうね、育英牧場で買い取り手が見つからずお金にならないと判断されて捨てられたのさ。少し前、村で競走馬育成ラッシュがあってねぇ、ものすごい勢いで馬の種付けが行われたんだよ。だけど結果、裁ききれずにだぶついた競走馬がどっさり生まれただけだった。就職先がみつからないままに、彼らはお肉になったり、道に捨てられたりしたもんでねぇ。最近はだいぶ解消されてきたけど、ヘルもその哀れな馬の1頭だったってわけだ。あの子は明るい性格のやんちゃものだけど、それでいて根暗なところもあるんだよ。でもそれはあの子の責任じゃないとボクは思っているよ。

そしてトルはねぇ、あの子はもっと不可解なことにある日突然、ヘルとヴァルにつれられてボクの家にやってきたんだよ。聞いてみると道で死にかけていたそうでねぇ…。あの子は村いちの名門厩舎の生まれだったそうだ、荷物運びの馬としてはたいそうな血統の持ち主らしいのだけど、残念ながら体が弱くてねぇ。今でもあの子は右足に爆弾を抱えているんだよ。それで、病弱なのと足の怪我が災いして仕事中に道端に置いてきぼりを食らったまま厩舎から追放されたそうなんだ。厩舎でもずっといじめられてきたんだろうねぇ、あの子は素直で優しい心を持っているのにそれを表に出すことをすごく怖がっているようなんだよ。手前味噌じゃあないけど、ボクの家に来て、たいぶ彼も明るくて積極的な性格になってきたと思うけどね!
20.成程・・・そうなのだな。
な、なんだい、その小ばかにするような言い方は;(滝汗)
21.これから、戦闘などをする者のみに少々質問をしたいと思う。戦闘経験の無い者は無視してもらっても構わない。
昔、戦場で働いていたことがあったねぇ。軍馬の世話係で生計を立てていたのさ。そのときに、立派な黒馬に出会ってねぇ。軍きっての駿馬でイカルスと呼ばれて仲間内から英雄としてあがめられていた馬でねぇ。クライズデールが入っていて大柄のうえにしなやかで力持ちの馬だったのさ。だけどあるときご主人を戦場で亡くして軍からはぐれてしまってね、それが心の病となったのだろう、発見されてからもあの子はずっと口を閉ざして戦場に行く力も失ってしまった。戦闘能力喪失というので処分されかかっているのをボクが全財産はたいて買い取ってね〜、それからボクはイカルスを献身的に看護して。とうとうあの子はまたもとの駿馬に戻ったのだよ、そのコロには―…作者さん!コロがカタカナで変換されたよ!つまりこれはボクにルネ・コロについて語れという
(作者:「いいからイカルスの話を続けてください!」)
そうかい、残念だねぇ、じゃあルネ・コロについてはまた日を改めてお話しようねぇ。忘れないように手帳に書いておかないと…なんだかさっきも後回しにした人が3人ぐらいいた気がするけど、ええっと。(手帳をとりだしてカリカリ…)それで、えっと、そうそう、その頃にはもう戦も終わって村は平和になっていた。でもボクはイカルスを手放せなかった、あの子はボクにとって本当に思い出深い愛馬なんだ。だけど、あの子は名前のとおりく悲劇の死を遂げたのだよ…。
22.あとは・・・そうだな、自分にとって一番大切なものとはなんだ?
ボクにとって一番大事なのは君にとってのそれと同じで命ですよ。
だけど君と違うかもしれないところは、ボクの命はボクのかわいい愛馬だってことですよ。
23.不条理かもしれないが、ひとつだけなんでも願いが叶うとすれば何を願うのだ?
そりゃあ確かに不条理だねぇ!愛がない、夢もない、運もない、あとは不条理があるだけってやつだねぇ!じゃあ、愛と夢と運を復活されば不条理はなくなるというわけだ、だから愛と夢と運を復活させるような願いは叶いっこないということだね!それでボクはずっとさっきから考えてきたのだけれど、東北関東震災で倒壊したすべてが復活してくれたらこの上なく嬉しいのだけれどね。うーん、だけどやっぱりそれじゃあ不条理だね。そうでなくても、大災害と甚大な被害をも乗り越えられる強力なパワーと不屈の精神と前向きな笑顔のともし火を人々の心に捧げることはできると思う。もっとこう、単純な願いにしようかな!よし、決めた、ひときれこれぐらいの大きさの(と言って腕を大きく広げる)ケーキを食べてみたいもんだねぇ!!…ああ、でもあんみつにタイブ、くりきんとんのプール、カキ氷登山、はちみつの川…だんだん妄想が広まってきちゃったヨ!これじゃすぐ糖尿病だねぇ。お医者さまが儲かるだけだねぇ。うーん、うーん…。じゃあ、ひとつだけのお願いが思いつきますようにってお願いにしよう。
24.自身にとって一番の幸せとはなんなのだろうか?逆に一番の不幸とは?
ボクの幸せかねぇ…ボクは天国の愛馬たちの冥福と、トル、ヘル、ヴァルが幸せなら、ボクだって幸せさ。ボク自身だって、あのかわいくてけなげな馬たちを少しでも幸せにしてあげられるようがんばっているのだよ、月並みの言い方しかできないけれど、それが伯楽であるボクの使命なんじゃないのかねぇ。
そして今まで何度のこの不幸は味わってきたことがあるけれど、ボクの不幸といったら愛馬の死だねぇ。だって、馬の寿命を考えてもボクらの愛なんてものは花びらのようにつかの間のものじゃあないか。そう思うと彼らよりずっと長生きしてしまう自分が憎らしくなってくるのだよ。人馬が文字通り死ぬまで一体でいるためには死んでしまった愛馬を自ら裁いて食べることしかないのかねェ…。それに関しては哲郎さんも心を痛めているけれどねェ。ボクら人間は馬を幸せにも不幸にもできる、でもだからこそ馬を心底喜ばせるのはこの世で最も難しいことだとボクは思うのだよ。
25.おm・・・失礼。あなたの生きがいとはなんだ?
いま、うっかりdeinって言ったでしょ(笑)いいんだよ、duで呼んでくれて。ボクなんかもうずっと前から君の事duで呼んできたじゃないか(笑)え、Sieのほうが人称変化が楽だって?!それ言われちゃおしまいだな!今までどれだけボクが親しみを込めて苦労をしてきたか分かっているのかね?まあそれじゃあ、ボクもあなたで呼ばせてもらおうかね。それで、えっと、ボクの生きがいかね。また長くなりそうなことを訊くねぇ、あなたは。分かってて訊いているとしたらそれは重犯罪だよ、この時間も足りなくなってきているところに。ボクの生きがいは馬たちと働くことさね、この村にいるほとんどの人が同じことをいうだろうよ。馬のために死ねるのであればボクはそれで本望だね。
26.なら、あなたを別の生物や物に例えると・・・?
その就職面接みたいな質問は一体なんだね(笑)ボクを別の生物かねェ、できればヨークシャテリアがいいんだけどちょっとこの体と髪では叶いそうにないねぇ、どんなにがんばってもブルドッグさね。それか短足だからダックスフントでもいいけど、アナグマの穴にはまったら抜け出せる自信がないなぁ(笑)ダックスフントってあれでいてなかなかと紳士的な顔つきをしているのだよ。文字通り鼻も高いしね、だからか知らないけれど吠えることにかけちゃ天下一品だね!じゃあ、ボクはおでぶさんのダックスフントってことでいいですよ。あ、でもボクは紳士的な顔なんてしてないね、どうしようかねェ。やっぱり牛さんか豚さんかアヒルさんかそのうちどれかでいいですよ。
27.色ではどうだ?
色は紫がいいね。ボクの家のスカーフの色が紫だからねェ。それにボクの誕生花が、なんだったかな、リンドウだったかな、つりがね草か、とにかく紫色のお花でねェ。加えて、花札でも4月は藤の花で紫色じゃないか、だからボクは紫色がすごくすごく好きなのだよ。なんとなく高貴で上品な香りもするしねェ。こんな百姓に高貴な香りなんていらないって(笑)だけど、つりがね草は頭を深く垂れているし、藤の花も棚に寄り添って咲いているじゃないか、ボクも彼らのように謙虚で常に何かのそばに寄り添っているような人でありたいと思うのだよ。ちなみにフウセンカズラの花も清楚で可愛らしくてきれいだね。あのお花が枯れると、そこに願いのふうせんがぷっくり膨れるのだよ。そのなかにはハート模様の丸いタネが入っていてすごく可愛いのですよ。でもねぇ、あの植物を野放しにしておくともう大変で!たとえて言うと江戸時代の大火事みたいなもんで、とにかく傍若無人という言葉では片付けられないぐらいに四方八方にツルが延びていって手におえなくなるんだよ、あれにはホント、参るねぇ。だからボクはフウセンカヅラのお花は好きだけど、フウセンカヅラそのものはどうも好きじゃないね。…えっと、で、この質問はなんだっけ、え、好きな花じゃなかったかな。あれ、自分を色にたとえると!な、なんで自分を色にたとえるとから好きなお花の話をしているのかねぇ、ボクは!えーと、さてさて、ボクを色にたとえると、だねぇ。たとえば情熱の赤とかクールな青をいうわけにはいかないから…赤と青ってなんだかモーツァルトの『魔笛』の第2の試練と第3の試練みたいだね!そうそう、『魔笛』のハイライトを集めた楽譜に簡単なあらすじが書いてあってね、弁者のことを「白髪の年寄り」と表記してあったのが、ボクはとてもツボってしまってねぇ!普通、年寄りは白髪ですよ。甘い和菓子みたいだね、名詞を強調しているんだろうね。でも普通、和菓子は甘いものですよ。わさび味のお煎餅みたいに辛い和菓子もあるけどね。たしかに、黒髪の年寄りもいるにはいますがねぇ。だけどボクが思うに弁者は…
(作者:「かまわず次の質問お願いします;」)
28.作者の方のことをどう思っているのだ?
なんで馬券が外れたのをボクのせいにされるのかよく知りたいよ、とりあえずなんでもかんでもボクのせいになるらしいんだ。まあ重大責任擦り付けられることはないからかまわないけれどネ。だけど突然ボクを井伏鱒二の『山椒魚』扱いするのだけは堪忍してもらいたいよ。
(作者:「すみませんっあのときは徹夜明けで頭働いてなくて…」)
29.そろそろ終わりにしたい。答えていただき痛み入る。ありがとう。最後に作者の方へ一言を。
あ、疲れてきたでしょ!しょうがないねぇ、あなたは。老人の長話につきあえないなんて、田舎で銀行や郵便局に勤められないよーっ。特別養護老人ホームにボランティアもしたことないでしょ。仕方ないねぇ、もう。どうも最近、鼻の奥が痒くて。花粉症かねェ、ちょっと、あなた、花粉症になったことあるかね?あったらどんな症状か教えて欲しいんだけど…え、作者さんに一言?ああっ、ハックション!
30.ここから、作者さんに質問です。オリキャラさん、お疲れでした〜。
(私はハクション大魔王かなにかかい…)
徹さんお疲れ様です、お大事に!点鼻薬冷蔵庫の中に入っているので使ってください!
あとさっきのお茶の残りも楽屋においてあるんで。お疲れ様でした〜。
(…あの人はいったいいつ、ミヒャエル・フォレとロベルト・ホルとペーター・ザイフェルトとルネ・コロについて語る魂胆なんだろうか;;)
31.このキャラを作ったエピソードとかってあります?
大学の文芸サークルの部誌を書くときに思いついたのが発端でした。
徹さんの名前は、ほかにも5つぐらい候補があったのですが、
「徹」だと一字ですむというみみっちい理由で「徹」さんになったという…。
でも響きがいいですよね、徹だけによくとおるとか!(シャレにすらなってない・怒)
32.そのキャラをどれくらい愛していますか?
徹さんもトルもヘルもヴァルも、心の底、内臓の中から愛しています。
33.そのキャラは版権オリジナルですか?それとも完全にオリジナルですか?
もともとはモデルがいたのですが書いていくうちに完全オリジナル化しました。
徹さんはモデルさんに対する私の理想像、というイメージが拭い去れませんが(笑)
34.版権オリジナルと答えた方、何の版権ですか?また、参考にしたものもあればお願いします。
ヘルだけは、映画20世紀少年の音楽監督やってた方がモデルで、
ほかの2頭と徹さんに比べてモデルの原型がとどめてあります。
35.そのキャラと自分の性格はどれくらい似ていますか?(全く一緒なら100%、正反対なら0%で)
ヴァルが一番近くて80%とすると、トルが50%、ヘルは10%ぐらい。
徹さんは私の理想という意味では0%ですが、性格はどうかなーある意味で100%かも(笑)
36.あなたのオリキャラは主に何で活動していますか?(イラストや小説など)
サイトに上げてある限りでは小説ですね。
37.小説やマンガと答えた方、内容などを教えてください。
童話や教訓モノを目指しています。
基本的には四季折々にあわせた徹さんと馬たちの応酬を書いてます。
38.他にオリキャラさんがいたら、名前や性格などを簡単にお願いします。(たくさんいる方は特に好きなオリキャラでもいいです)
哲郎さん。徹さんのお友だちの肉屋さんです。
徹さんより21歳ぐらい年下の、痩身長躯の渋い中年。
性格は穏やかでおちょくりやすく、酒癖悪し。ブラームスが大好き。
愛馬は青毛のフライシャーです。
39.自分のオリキャラ達に一言。
もうほんと、いつもけなげに動いてくれてありがとう!
40.そろそろ終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
はーい、こちらこそダンキシェーン!
41.・・・もしかすると今度はオリキャラ二人組向け(コンビとか)の質問を作ろうかと企んでおります。もしよかったら答えてくれますか?(ぇ
徹さんと哲郎さんというシニアコンビでよろしければ。
42.長々とすみませんでした。最後にHNをどうぞ。
以上、おぺらお〜がお送りしました。





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